雑学の部屋��
土佐式披露宴(2007.09.05)
結婚披露宴にも、その土地土地によって様々な様式があるようです。
例えば、名古屋の場合は俗に「名古屋では娘３人を嫁に出すとその家は傾く」と言われるように、豪華な引き出物が売りの一つとなっています。
そして、高知では招待客の多さが特色となっています。
土佐式の披露宴がいかにすさまじいかを紹介する前に、比較の為一般的な披露宴のスタイルをご紹介しましょう。
1997年、同じ大学の医局に籍を置いていた同僚医師が結婚すると言うので、その披露宴に出席しました。
出席者は新郎側・新婦側それぞれ50人程度、親族を始め恩師・職場の上司や同僚・大学時代の友人などが集まっていました。
新郎新婦共高知の出身ではなかったから、土佐式には全く拘っていなかったのです。
ただ、ある医局の上司（高知県人）は、後述するスタイルに慣れていたせいか「何となく居心地が悪かった」と後日感想を述べていました。
すると、参列者の多さに圧倒されました。
前述の同僚の時と同じ会場が使われたのですが、その時よりも広い宴会場があてがわれ、参列者も全体で100人ではなく、新郎・新婦それぞれが100人ずつ呼んでいるような感じでした。
無理もありません。親族や恩師・職場関係者は言うに及ばず、友人については小学校時代・中学校時代・高校時代そして大学時代と一通り呼んでおり、それなら招待客が多くても無理はない、と思いました。
披露宴が始まり、来賓からの祝辞や友人達の余興が続いていても、それらをまともに聴いている人など殆んどいません。
皆勝手に席を移動し、そこに居合わせた客に酌して回っているのです。
つまり、ただでさえ酒好きの多い土佐人は、結婚披露宴にかこつけて酒盛りがしたいだけなのです。
振舞われる料理も、同僚の時は懐石風のコース料理だったのに対し、友人の時は土佐独特の皿鉢（さわち）料理でした。皿鉢料理とは、様々な料理を大きな皿の上に全て盛り合わせて振舞うもので、土佐の宴会には欠かせません。
とはいえ、この友人は随所に自分らしさも演出しており、通常ケーキ入刀の際に使われるのは大きな張りぼてですが、この時は新婦手作りのケーキを参列者に振舞う為、面積の広いケーキに入刀していました。
後年、当時同じ病院に勤めていた看護師の披露宴に招かれたこともあるのですが、お相手がスイカ農家の跡取り息子と言う事で、この時はケーキならぬスイカ入刀の演出がなされていました。
ただこの時も、やたら参列者が多かったのは言うまでもありません。
高知ほどではないにしろ、香川に住む親類の中にもかなり派手な結婚式を挙げた人は少なくありません。
やはり本人達よりも、親や親族の見栄がそうさせたのでしょう。
そういうややこしい事を好まない我が家では、従って結婚式は兄も私も身内だけで挙げました。
とはいえ親類の中には、たとえ挙式は家族だけであっても、後日親戚周りをして結婚の挨拶をしていた人もいます。
実は兄も私もそこまではしておらず、それが一部の親類からは「なんだ、あの家の息子達は礼儀知らずだな[:ムカッ:]」とあまりよく思われていない節があります。
せめて双方の親類を集めての披露パーティーくらいやっとくべきだったかな、と少し後悔しています。
コメント欄から
○逆に、こちらでは、親族の高齢化で、式に招待しても出席できないことが多く、遠くはなれて親戚まで、数合わせに呼ばれることがあります。
ご祝儀も半端な金額を包んでいかれず、困ったことも多いんですよ。
近年名古屋もごく普通の結婚式になっているようですね。（poket）
●確かに、ご祝儀として包むのは「割り切れない額」のお金、つまり奇数枚と言われていますが、それに拘ると１万円では少なすぎ、かと言って３万円では多すぎというジレンマに陥ることになります。
つくづく人づきあいって難しいと思います。（うみがめ）
○だからいつも５万円包むのですが、返しが、どう考えても２万円以下であろうというカタログギフトなんですよ。
しかも、品物は、スーパーでもっと安く買えるものばかり。
そのまま放置するか、食品に変えてます。
その食品もうまくないんですよねー。（poket）
●結婚祝いのお返しはおおよそ半額とされていますが、５万円贈ったのにお返しは２万円以下のものとは確かに少し馬鹿にしてますね。 （うみがめ）
○同県や近県なら さほど風習も変わらないんでしょうが
遠くはなれた土地ならどちらにあわせたらいいのか分かりませんね〜
結婚する当人の気持ちなんでしょうけど
いろいろで大変ですね・・・日本って （けんちゃん）
●そうした煩わしさもあって、近年は式を挙げない所謂地味婚も増えているのでしょう。 （うみがめ）
○おそろしか・・・。
呑めない人やつきあい下手の人には地獄ですね。（かじか）
●無論、お酒の飲めない人（体質的に受け付けない・車で来ている）に無理強いするのは土佐流でもご法度です。
ただ、飲める人にはどんどん勧めるから、程々に飲める人のほうが却って苦痛かも…（うみがめ）
○６年前まで仕事で名古屋近郊に居ました。
最近は「地味婚」が専ら多く、超豪華な式はほんの一部でしたよ(^^) （うす）
●そうですか、あの超派手婚で知られる名古屋でさえ今はそんなものですか。
これも時代の変化かもしれませんね。（うみがめ）
○この記事で、高知の披露宴について記述していらっしゃいますが、 これは、高知の披露宴を知らぬ人にとっては、 かなり誤解を招く記事になっているのではないでしょうか。
高知に酒飲みが多いのも、披露宴の招待客が多く、 他の地域に比べ、かなり盛大なのも事実です。
しかし、高知の披露宴は、「酒盛りがしたいだけ」で、 「見栄を張るだけ」の為だけのものではありません。
披露宴とは、まさに字のごとく、 2人が夫婦になったことを、親戚知人に広くお披露目し、 今までの感謝と、 「二人で家庭を持ち、未熟ながら社会の仲間入りを果たしました。 今後もよろしくお願いします」 という意を表す場だと思います。
もちろん、この考え方は、今の時代にはそぐわない部分もあり、 一概に、良し悪しを言うことはできませんが、 高知の披露宴が盛大なのは、こういった昔の風習や考え方を 色濃く残すものだと思っています。
実際に、私は何度も披露宴に出席していますが、 「見栄っ張りな親が主催して客の数を張り合う、酒飲みの場」と 感じたことは一度もありません。 祝う者も祝われる者も皆、ハレの日を心から喜び合える、 人生最良の日だと、いつも実感します。
うみがめ様が、高知の披露宴に対し、 （招待客が多いのは） 「本人達よりも、親や親族の見栄がそうさせた」のであり、 「ただでさえ酒好きの多い土佐人」が、 「結婚披露宴にかこつけて酒盛りをしたいだけ」 と感じて、その思いをブログで述べるのは結構だと思います。
しかし、その一方、ブログという万人が目にする場で、 なんの客観的・学術的・文化的根拠等もなく、 「こうである」と言い切ってしまえるほど、 正しく事実に即した内容ではないと思います。（高知県人M）
●確かに貴方の仰ることが披露宴の本来の姿ではないかと思います。 ただ、これも高知県人の故はらたいら氏がその作品の中で「高知の結婚式と葬式の違いは、酔っ払いの数が一人少ないことである」と皮肉ったように、土佐人＝酒好きのイメージが一人歩きしているような印象があることを言いたかったのです。 この記事を読まれて不愉快に思われたらごめんなさい。 （うみがめ）
祝日って何だっけ（2008.04.29）
４月29日は「昭和の日」である。
「あれっ、みどりの日と言うんじゃなかったっけ？」
確かに2006年まではそうだった。
しかし、この日は元々昭和天皇の誕生日だった。
だから大昔は天皇誕生日と言っていた。
1989年の昭和天皇崩御に伴い、この日を祝日として存続させるにあたって、実は当初から「昭和記念日」としようとする動きが天皇制推進派を中心に出されていた。
しかしそれでは天皇制反対派の賛成を取り付けることは出来ない、何より大型連休の一角を占めるこの祝日を廃止する訳にはいかないと考えた政府は、「昭和天皇は植物に造詣が深く、自然をこよなく愛したことから『緑』にちなんだ名がふさわしい」として、みどりの日なる名称を考えた。
しかし推進派はこれに満足せず、あくまでも昭和の名称がついた祝日に拘った。当時の産経新聞には毎年のように「４月29日を『昭和の日』に」という意見広告が載ったほどだ。
その趣旨に賛同する国会議員によって、これにかかる祝日法改正案が初めて提出されたのが2000年、法案は紆余曲折を経ながら2005年に成立、07年より施行されたと言う訳だ。
これに伴いみどりの日も５月４日に移動したが、元々この日は85年の祝日法改正によって「二つの祝日に挟まれた平日を休日とする」として88年から休日となっていた。
賛否が分かれる祝日としては２月11日の建国記念の日も有名だが、実はそれだけではなかったと言う訳だ。
そもそも我が国における祝日は、多くの場合皇室行事とは不可分の関係にある。
元日は四方節、建国記念の日は紀元節、天皇誕生日は天長節、そして文化の日は明治節（明治天皇誕生日）と言った具合に。
勤労感謝の日もかつては新嘗祭と言ったし、海の日も1876年、明治天皇の東北地方巡幸の際、それまでの軍艦ではなく灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海をし、７月20日に横浜港に帰着したことを拠り所としている。
ただ11月３日の文化の日については、1946年に日本国憲法が公布された日でもあり、日本国憲法が平和と文化を重視しているという点に注目すれば、天皇制反対派も納得するとして戦後もそのまま祝日となった経緯がある。
これが諸外国ではどうだろう？
アメリカでは、独立記念日や大統領の日（初代大統領・ワシントンの誕生日）のほか、公民権運動指導者・キング牧師の誕生日や労働者の日（夏の終わり頃）も祝日と定められているし、中国でも国慶節（共和国政府設立記念日）のほか、国際労働節（メーデー）が祝日と定められている。
こうしてみると、我が国には明確に民衆の側から働きかけた祝日というのが思い当たらない。
祝日法第一条に、「祝日とは自由と平和を求めてやまない日本国民が、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、国民こぞつて祝い、感謝し、又は記念する日」とある。しかし現実には上記の例のように、国民こぞってと言うには疑問を生じる日が存在する。
現状でも日本の祝祭日は全部で15日と、先進国の中では最多となっているが、もし更に増やすとするなら、現状では祝日の無い６月と８月に１日ずつ増やせばいいのでは、と考えるがどうだろう？
例えば８月15日の終戦記念日と、６月５日の環境の日あたりを新たに祝日にするのはどうだろう？何れも「祝い感謝し又は記念する」という祝日の趣旨には反しないと思うのだが…
コメント欄から
○祝日に限らず最近はいろんな日があってなんだかごちゃごちゃです。
確かにみどりの日でしたね ?
いつのまに昭和の日に… （実夢）
●上記の通りの事情です。
せっかくみどりの日で定着しているのに、今更また名前を変えるなんて、と私も激しく違和感を覚えたものでした。
まあ、これもそのうち慣れると言われればそれまででしょうが…（うみがめ）
○何故今昭和の日なのでしょうかね？
昭和生まれの人にはっぱをかけて昭和の良かったところを思い出せという魂胆なのかもしれませんね。
今の天皇もそういえば在位２０年ですよね。今年あたりまた記念式典やコインが出るのでしょうか？１０周年のときは確かYOSHIKIがPIANOを弾いてましたよね。 （坂下康弘）
●まあ、確かに昭和という時代に必ずしもいい思い出がない人もいる訳で、そうした嫌な思い出も含めてあの時代を回顧してみようというのが政府の思惑なのでしょうが…（うみがめ）
○家の子供たちは昭和の日が昭和天皇の誕生日だったとは知らなかったわ
時代の流れは早いねぇ〜（かな）
●確かに、来年（2009）は平成生まれが初めて成人式を迎える訳で、まさに「昭和は遠くなりにけり」を実感します。（うみがめ）
○大正天皇の誕生日もないですね。天皇制推進派はおかしいと思わないのでしょうかね。
いっそのこと、過去の全ての天皇の誕生日を祝日にしたら、毎日お休みになりそうですね。
推進派にとっては一世一元になった明治以降が重要なのでしょうね。 （戌年男）
●実は念の為、我が国と政治形態の似ているイギリスの祝日について調べてみました。
すると、歴代国王の誕生日を祝日として祝うことはせず、現在のエリザベス女王の誕生日（６月12日）も祝日とはなっていないようです。
そもそも我が国に祝日と言う概念が登場したのが明治年間、だからそれ以前の歴代天皇の誕生日を全て祝日にしたところで多くの国民にとっては[:？:]のはずです。
大正天皇誕生日（８月31日）については、単純に在位期間が短かったことから祝日として定着しなかったものと思われます。 （うみがめ）
○大正天皇は在位の短さよりもその内容の方が評価されてないのではないでしょうか？ （戌年男）
●確かに、大正天皇に対しては、病弱で頭が弱いと言うマイナスの評価を時の政府も下していたようです。
明治や昭和があまりに激動の時代だったことの反動かもしれませんが。（うみがめ）
混ぜればゴミ、分ければ資源(2008.05.30)
５月30日は「ゴミゼロの日」ですが、皆さんは何かゴミ減量のために心掛けていることありますか？
例えば、生ゴミを発酵させて堆肥にしたり、茶殻や魚の骨も料理に生かしたり…
さすがに我が家ではそこまではしていません。
堆肥にしようにも、マンション住まいではそれもままなりません。
ただ、ゴミの分別は積極的に行うようにしています。
例えば、ペットボトルやプラスチックトレイはそれを回収しているスーパーに持ち込んだり、食品などの紙パッケージはチラシなどと同じ雑紙として資源ゴミの日に出したり。
でも中には、混ぜられない紙パッケージもあります。
ピザ類を入れる箱、あれは食用油が付着しており、これが古紙再生にとって大敵の異物として混入してしまうからです。から揚げや天ぷらなどが入っている折り詰めも同様です。
他にも、セロハンテープやステープラ（ホチキス）も異物となるため、古紙回収に出す前に前もって外しておく必要があります。糊付けされた紙は問題ないようです。
私は、どうしても物を捨てられないタイプです。
空き瓶の中でも、ジャムや佃煮を入れていたものはつい「また何かに使えるだろう」と思ってとっておく癖があります。また、古い資料なども「またいつか見ることもあるだろう」とついとっておいてしまいます。その結果、傍から見ればゴミの山としか言いようのない状況を作ってしまうのです。いずれ踏ん切りをつけなければいけないとは思うのですが…[:汗:]
このままでは、将来妻から「あんたこそ、この家の粗大ゴミよ」と言われかねません。[:アセアセ:]
コメント欄から
○極力分別するくらいですね。
確かに宅配ピザの箱は燃えるゴミで処理ですし、 発泡スチロールのトレイなども、色つき色なしで分けるようにしてますね。
物には固執しないのですが、 音楽物は取ってありますね。
廃盤になってしまったCDとかは捨てられません。 （Colour）
●プラスチックトレイを色分けですか、確か私の近所ではそこまで徹底しなくてもよかったと思います。
ゴミの分別自体、燃えるゴミ（生ものなど）、プラスチック類、その他の不燃物、資源ゴミ（古紙・布…）、粗大ゴミと比較的大まかです。（うみがめ）
○以前、分けた物を持って行って 「このゴミどこへ置いたら良いか」と尋ねたら 役員さんに「ゴミはいらねえ」って叱られました(>_<")
つまり「資原物なら回収場所へ入れて下さい」と言われました(~0~)
因みに びん類（透明・青色・黒・茶色・ビールびん・一升びん）など・・
古紙（新聞・雑誌・ダンボール・印刷物・包装紙）など・・
ペットボトル（外装紙と口のプラスチック）を外した物 などなど２４種類に分類します。
因みにたばこの空き箱は（包装紙＝プラ・外函＝紙・中の銀紙＝可燃ごみ）です。
けっこう大変ですよ〜。 （ポッポ）
●確かに私が住む自治体も、空き瓶は色別（種類別にしなくても良い）に、古紙も種類別（新聞・チラシ類、雑誌、段ボール）に分けていますね。
ただ、余り細分化はなされていなかったと思います。（うみがめ）
○私もなかなか物が捨てられないタチの人間ですが、数年前の引っ越しの際に思い立って、 「ここ1ヶ月で使ったもの以外は全部処分」 というスタンスで押入ひとつ分のガラクタ(汗)をゴッソリと処分しました。
特に大きな体積を占めていたビデオテープはデッキごと廃棄。
代償としてビデオを録画再生する環境を失いましたが、これで一気に部屋の荷物が減りました（黄色いタカ）
●それはまた大胆な決断でしたね。
逆に言えば、そこまで決心しないと部屋は片付かないものなのでしょう。（うみがめ）
○わたしも古本をすっかり処分して、あとで必要になって慌てて買い直したりしました。（ナナ）
●そうでしたか、往々にして大事なものほどあっけなく捨ててしまうものですよね。（うみがめ）
○そうなんです。サイン入りの作家や先生の本．．．．など。
その時は私の手元にあるよりもほかの方が必要としているかもしれないなどと思いましたが、絶版の本を手に入れるのは難しいですね。（ナナ）
● 確かに、すでに絶版となった出版物は入手するだけでも至難の業ですよね。（うみがめ）
○エコとゴミ隣り合わせですね。
毎日少しずつ片付けようとして います。
資料についてはきっと見ないだろうと 思ってもやっぱり後々参考にするかな と、捨てないで本棚に鎮座してしまって ますよ。
書籍と資料は書斎に収まらず、あふれ出て います。
なんとかしなくてはと 考えてますよ。（防人）
●まあ、こういったことは一度に片付けようとしても難しいものがありますから、出来るところから行くしかないのでしょうね。（うみがめ）
○私も市で決められてる範囲のリサイクルはしてるけど
もう１歩踏み出して考えないとゴミの減量にも限度があるみたい[:汗:] （かな）
●確かに、自治体の努力だけではゴミ処理問題は最早立ちいかないのが現状です。 私たち一人一人が自分の問題として取り組む必要があります。（うみがめ）
○我が家ではＰＥＴボトルを意図 的に「可燃ゴミ」に出していま す。
ポリエチレンテレフタール 自体は燃やしてもダイオキシン が出ないし、リサイクルすると 焼却するよりＣＯ₂が発生する量 が多くなるって聞いてからそう しています。（こにさん）
●そうですか、ペットボトルは燃やしたほうがＣＯ２発生が少ないのですね。これは意外でした。（うみがめ）
○収納スペースが多ければいいのですが、場所をとるので極力物は持たないようにしております。デジタルグッズが好きですが、そんなにそろえておりません。書物も、図書館が自分の本と割り切っておりますし、新刊で気になるものでも購入は最近ではほとんどしません。数年後、良書としていいものなら図書館にリストがあるからです。
私の好きな音楽にしても、レンタルショップで借りてきたものをCD-Rにまず焼いて、MP3に変換しいて、形としては音声データで普段は使っております。
形あるものはいつかは壊れますし、毎日使うものに愛着こそあれ、普段必要ないものは私の場合必要ないですねぇ。
購入して将来、何年後にごみになるんだろぉと考えるとなんか気が引けるのでした。（坂下康弘）
●私の親も転勤族だったことから、極力無駄なものは持たない主義でした。
なるほど、書籍・ＣＤは図書館やレンタル店に全面依存ですか、これなら保管場所に困る心配はありませんね。（うみがめ）
○私は、自分のものは捨てられないですが、 会社のものはガンガン捨てます（ようちゃん）
●確かに、自分のものとなるとそれなりに思い入れがあるから、どうしても捨てられない所はあるかもしれません。
その点他人のものは… （うみがめ）
○捨てる時は思い切り捨てますが、ジャムや可愛い小瓶は敢えて捨てないでとっておきます。
食材の残りや保存食、ちょっとした物を入れたりするのに便利なんです。
使う機会がなくてもお洒落な容れ物はなんか捨てがたいですね。（実夢）
●実夢さんも小瓶は捨てられない口でしたか。確かに「置いとけば何かに使えるだろう」とつい考えてしまいますよね。 （うみがめ）
北海道にないもの（2008.06.10）
釧路に着いて、まず驚いたのは、冬場は路面が凍結していることでした。北海道の冬というと、雪に埋もれたイメージを思い浮かべる方は多いでしょうが、こと釧路に関しては雪よりも氷に閉ざされるイメージが強いのです。そんなこととは知らない私は、東京にいたときと同じ感覚で外を歩いていました。そうしたら、見事に滑りこけました。
しかし、北海道に来て驚いたのはそれだけではありませんでした。
例年、内地の人が悩まされるものが北海道にはなかったのです。
その一つは梅雨。
日本列島は一般に温帯気候となっていますが、北海道だけは亜寒帯（冷帯）気候となっており、その気候の違いが北海道に梅雨がない一因とも言われています。
もう一つがゴキブリ。
ゴキブリは本来熱帯雨林に生息する昆虫で、日本でも南西諸島や九州・四国に多く生息しています。
彼等は寒さに弱く、前述のような理由で一般に北海道では生きられませんが、稀にセントラルヒーティングを導入している集合住宅で見かけることがあるそうです。
私も、釧路の製紙工場の社宅に住む友達の所に遊びに行ったとき、北海道では殆んど出回っていないとされる「ごきぶりホイホイ」を見かけました。その社宅はセントラルヒーティングを導入していたのです。
そんな北海道からやがて四国に移り住むようになり、久々にゴキブリと遭遇した時は、ある種の感動ものでした。この時見たのはクロゴキブリでした。
結婚を機に引っ越したマンションで、それまでは余り見かけることのなかったチャバネゴキブリと遭遇、時には更に小さいヒメマルゴキブリを見ることもあり、毎年のように格闘しております。[:汗:]
ところで、皆さんはゴキブリ駆除はどうされてますか？
「ホイホイ」とか「ゾロゾロ」とか言う商品名で売られている粘着剤を使った捕獲器は、学習性の高いゴキブリには無効です。まあ、あれに引っ掛かるのは「負け組のゴキブリ」と言っていいでしょう。
「バルサン」などの燻蒸剤は、窓や扉などを完全に埋める必要があり、またガス漏れ警報機の誤作動を招くというリスクもあります。私もそれを未然に防ごうと、警報機に覆いをかぶせましたが、余り効果はなかったようです。
またスプレー殺虫剤は、ゴキブリ本体に噴霧する必要があり、余り効果的とは言えません。
ホウ酸などの薬品を混ぜた餌は確かに効果的ですが、長期間放置すると、それ自体が悪臭を放つことにもなりかねません。
結局の所、ゴキブリを繁殖させないよう、水周りの清潔や家に進入路となる隙間を作らないなどの、普段からの努力が必要なようです。
とはいえ、ゴキブリは雑菌を多く保有し、排泄や移動、脱皮などで菌をばらまくものの、人間の生活圏をきれいにしていれば比較的影響は少ないと言われています。
だから、いっそ共存共栄を図るのも一つの手でしょうが…
コメント欄から
○ゴキブリって外から飛んでくるんですよね。玄関のドアに隙間があったり、古い家なので入ってきます。猫たちはゴキブリを狩るのが得意ですよ。
猫を飼う前は殺虫剤に頼っていましたが、飼うようになってからは、そういうものは使えなくなりました。ゴキブリホイホイ、ゴキブリゾロゾロ、ゴキンジャムなど、ときどき燻煙剤も使用しています。 （ナナ）
●そうなんですよね。スプレー殺虫剤の成分は、実は人体にとっても悪影響のある物が多く、ましてペットを飼っている家では禁忌とも言えるでしょう。（うみがめ）
○北海道の人間が始めてゴキブリを見たときはカブトムシを見るような感覚でした。
今の世の中ゴキブリが住めなくなる世の中にならないことを願います。
ゴキブリって具体的にどういう悪さをするんでしょうねぇ？？（坂下康弘）
●本文中でも書いた、細菌の媒介経路になるという点でしょうか。
もしその中に、病原性の菌が混ざっていたとしたら…（うみがめ）
○うちは東京23区ですが…ゴキブリはまだ見たことないですね…
でも、いつ出てきてもいいように「泡で固める」タイプのスプレー缶を買いました。瞬間的に凍らせるタイプの殺虫剤もあるみたいですねー。ネーミングがベタで笑えます。（猛獣使い）
●その泡式のものは、台所用洗剤とは分けて使わないと、泡が消失するのだそうです。（うみがめ）
○北海道出身の先輩が、会社（東京）で捕獲した ゴキブリをカメラのフィルムケースに入れて実 家に持ち帰ったとゆー事がありました。
その後私自身が北海道に、住んだ時期がありま したが、ほんとゴキブリがでなくて住みやすか ったです。
代わりに雪虫にびっくりした記憶があります。 （あきちゃ）
●私は東京[:->:]北海道[:->:]四国と渡り歩きましたが、確かに北海道にいた９年間、ゴキブリにお目にかかったことはありませんでした。
友達の家で見たのも「ホイホイ」だけで、実際にゴキブリが捕獲されていた訳ではありませんでした。 （うみがめ）
○ゴキブリは原始の時代より生き抜いてきた強者です。
人間ごときに太刀打ちできる相手ではありませんよ('-')
家ではスリッパとハエたたきを振り回しておにごっこしております(ーー;) （ポッポ）
●確かに、「ゴキブリの絶滅は人類の絶滅に通じる」という説もまことしやかに囁かれています。
人類よりもはるかに長い年月、種を保存してきたゴキブリがいなくなることは、それこそ坂下さんも述べていたように、実はあってはならないことなのかもしれません。 （うみがめ）
○ここ暫らくゴキブリは見ていません。
前の住まいにも、もちろん今の住まいにも現れません。
昔はホウ酸ダンゴ作ったりしてましたが、突然現れたらやっぱり殺虫剤で集中攻撃でしょうか ?
アブラムシとも言いますから、洗剤をたっぷりかけて動けなくしたり・・・したことあります^^（実夢）
●油虫とは関西辺りでゴキブリを指す言葉ですね。茨城や栃木辺りでは黄金虫というらしく、野口雨情（茨城県出身）作詞の童謡「黄金虫」は一説にはゴキブリのことを歌ったものだとも言われています。（うみがめ）
○やっぱりゴッキーですね。
実は・・・さっき１匹確保したばかり・・・おととい見つけた奴だと思う。
ココは多いです暖かくなり始めたときに１匹見かけたのでホイホイを仕掛けたら５日くらいで１０匹はしとめました・・・。
夜・・・外を飛んでることも・・・。
お店で水を使うから出易いんですが、流しのメンテに来た業者さんが床屋さんにしては居ない方ですよって。
我が家でゴッキーと戦えるのは私のみ！見つけたら掃除機ですいます。吸ったら吸い口に手のひらをかざしスイッチをＯＮすると真空になって死んでしまう。
スプレーよりも確実です。ただし！見張り役を立てて掃除機のセットするので見張りは子供達。
啓ちゃんち・・・汚くないけど居るよ＾＾； （啓ちゃん）
●いくら清潔に心がけていても、やはりゴキブリは出て来るものです。ご指摘の通り外から侵入する（飛んでくる）こともありますから…（うみがめ）
○ゴキブリ気持ち悪くて嫌いです。私の処では部屋の隅にホウサンのようなものを置いています。今年はまだ見ていません。毎年何回かみかけます。そんな時は躊躇わず一気に捕まえます。捕まえる方法はモップとコップとはがきを使います。ゴキブリにモップを被せ激しく回し続けます。ゴキブリが裏返しにれば成功です。此で暫く動けない状態になるのでコップを上から被せます。コップの下にはがきを差し込みます。此で捕獲成功です。このまま邪魔にならないところに置いてもよいが、直ぐに処分したい場合はコップを逆さまにして上から液体洗剤をゴキブリの頭の辺りに一、二滴垂らします。これで完了です。注意することは、ゴキブリの動きを弱める為にコップを良く揺すって下さい。この時ゴキブリが裏返っていればベストです。この方法の成功率は約９０パーセントです。（華廼恵智充）
●私は専ら直接捕獲ですが、そんなにその方法が確実というなら、一度試してみようかなと思います。（うみがめ）
○我が家は、ホイホイですね。
時々、交換しますがほとんど 入っていません。
たまにゴキブリを見かけますが 格闘は私以外の家族（笑）です。
ちょっと苦手ですね。（防人）
●やはりホイホイに掛かるのは体力の弱ったゴキブリ位なのでしょうか…（うみがめ）
頭髪を清潔に(2008.08.03)
日本人のきれい好きは世界でもトップレベルにあるように思います。
そもそも入浴と言う習慣がヨーロッパでは余り根付いていません。中世の頃、風呂に入ると皮膚の常在細菌が洗い流されて逆に病気になると信じられていて（勿論迷信）、人々は入浴の代わりに頻繁にシャツを着替え、香水で体臭をごまかすようになったといいます。今でも殊にフランス人は、入浴はおろか、シャワー浴さえ殆んどしません。以前も触れたマリー・アントワネットは例外と言えるでしょう。
しかし、こと頭髪の清潔については、日本人の意識は遅れていました。
昔から「髪は女の命」と言われるように、日本女性は頭髪を大切にしていました。ところが、日本髪を結う為の長い髪は洗うのに手間が掛かるせいか、昭和の始め頃までは洗髪頻度はせいぜい月２回程度だったとのことです。結髪に使うびん付け油はアルカリ性の石鹸で落す為、頭髪専用の洗浄剤もありませんでした。
日本に洗髪文化が本格的に根付くのは第二次大戦後のことで、結髪が徐々に廃れたことも背景の一つです。
シャンプーと名の付く商品自体は昭和初期からあったそうですが、本格的な普及は昭和30年代、「花王フェザー」が世に出たのがきっかけでした。当時はアルミ個包装（一回分ずつ分けられている）で、銭湯通いにも便利なように工夫されていたのですが、一時は80％の市場占有率だったそうです。
リンス（コンディショナー）が普及するのはやや遅れて昭和40年代、ただ当初は湯で薄めて使うタイプが主流でした。かつての洗髪ではアルカリ性の石鹸成分を中和する為に酢を薄めた液で濯いでいた名残と思われます。
その後直接髪に擦り込むタイプが登場、今はそれが主流です。
この頃には、洗髪回数も概ね週二回に増え、更に1980年代には女子中高生を中心に朝シャンがブームとなり、今やヘアケア製品は二千億円市場にまで成長したとのことです。
写真は、私がネット通販で取り寄せた商品ですが、左からハーバルエッセンス・シャンプー、ハーバルエッセンス・デガンキファイ・ティングリング・ディープクレンジングシャンプー、ハーバルエッセンス・コンディショナーとなっています。
シャンプーとコンディショナーは、ミネラルウォーターをベースに、天然のローズヒップ、ビタミンＥ、それにホホバを他の植物由来成分とブレンド。染色、パーマ、ドライなどによってダメージを受けた髪に潤いと元気を与え、ダメージから守るとのことです。
デガンキファイ・ティングリング・ディープクレンジングシャンプーは、アイシーパイナップルとコットンリーフを配合、これでジェルやスプレーなどの残留物をきれいに洗い流し、頭皮と頭髪を活性化するそうです。
何れもアメリカ・ロサンゼルスからの直送品です。
お値段は1700〜2600円と少々高めですが、それだけの価値はあるように思います。
コメント欄から
○ハーバルエッセンスのシャンプーは時々使ってます。
クレンジングシャンプーもあるんですね。国内未発売でしょうか・・
週に一度くらいクレンジングシャンプーしています。かなりすっきりしますよね。（サクロン）
●私が購入したのはアメリカ直輸入のものですから、もしかしたら国内未発売かも知れません。
なるほど、週に一度はクレンジングシャンプーですか。参考にします。（うみがめ）
○短髪、クール・カット、スポーツ刈なので
シャンプー、リンス、ボディソープの類とは無縁です。
石鹸で全身洗浄。防疫??（NGOmatsuda）
●そういえば、全身用シャンプーというのも出回っていますね。私も以前使ったことがありますが、これだと手間も省けますね。（うみがめ）
○ >リンス（コンディショナー）が普及するのはやや遅れて昭和40年代、ただ当初は湯で薄めて使うタイプが主流でした。
ああ！そうでした！
洗面器にリンスを入れて〜お湯で溶かして、髪に付けていたな〜と懐かしく思いました〜
週二回？より多く洗髪していた様に思います。
私は人に誘われて ネットワークビジネスのお話をお付き合いで聞きにいきますが〜
「経皮毒」の事をセミナーで言ってはって シャンプーの中のＰＧ？とか成分が体に入って健康に悪いと？
そうなんでしょうか？
娘が喘息があったので 皮膚に貼って気管支を拡張する？お薬を頂いた事がありますが〜
それは皮膚が吸収するって事でしょうか？（津熊照美）
●薬剤は基本的に、外用薬の場合は皮膚から、内服薬の場合は粘膜から体内に吸収されます。御指摘の経皮気管支拡張剤は喘息の他気管支炎や塵肺症で使うこともあります。
確かに、人によってはシャンプーに含まれる成分によってアレルギー症状を来す場合があり、その点も気を付けるべきでしょう。（うみがめ）
○昔は、月に２度くらいだったんですね。
衛生面ではどうだったんでしょうか。
お湯に体をつかるのは昔からなので 世界的に見れば衛生的なほうだったんで しょうね。
我が家は、シャンプーはいただき物ばかり でメーカーもバラバラですよ。
長女は、ツバキが好きなようです。（防人）
●日本人に入浴の習慣が根付いたのは江戸時代と言われていますが、この頃はまだ洗髪という概念自体なかったかもしれません。
私もこれを購入する前は一般市販品、時に試供品や旅先から持ち帰ったものを使っていました。 （うみがめ）
○家の家族もそれぞれシャンプーに拘りがあって
お風呂の中がシャンプーやコンディショナーやトリートメント剤の容器だらけ（かな）
●私の母などは、色々買い揃える手間を省く為か、リンスインシャンプーを愛用しているようです。
あと母は、長期間入浴できない時のためにドライシャンプーも常備していました。（うみがめ）
○日によっては2回シャンプーする時もありますからね〜
かなさんのコメントではありませんが、シャンプーをはじめ全てが私と主人と使用する物が違うのでホントに容器だらけです(笑
私はおしゃれ染めやたまにパーマをかけるのでトリートメントは必須です。（実夢）
●キューティクル（髪表面）ケアを謳った商品が登場して以来、毎日シャンプーする人も多くなったように思います。
私はたまに妻の使っているものが残り少なくなったりすると、それを使い切る目的で使うことがあります。（妻の長い髪ではむしろ量的に足りない場合）（うみがめ）
○だいぶ以前に逆性石鹸のトリゾンを 0,08％に希釈してリンスの代用にした 事を思い出しました。（さっちゃん☆）
●調べたところ、トリゾン液は正式名を塩化ベンザルコニウムといい、主に消毒用に使われている薬剤です。
ただ刺激の強いものですので、かなり希釈しなければ人体には使えないかもしれません。（うみがめ）
○ 昭和のシャンプーと言えば 「エメロンシャンプー」
確か、ブルーの液体とピンクの液体があったように記憶してますが・・
うみがめさんもご存じですよね〜？
形は平べったい白いポリ容器に入ってました。（バンビ）
●そう言えば、リンスが普及するきっかけを作った商品に「エメロンクリームリンス」というのがありました。
道行く女性に背後から「ちょっと振り向いてくれますか」と声をかけるＣＭも話題となりました。（うみがめ）