雑学の部屋��
松下電器産業が2008年10月１日を以て「パナソニック株式会社」と社名変更、長年親しまれてきた「ナショナル」のブランドも2009年を目途に廃止しました。
1918（Ｔ７）年の創業以来、90年の節目となることから、心機一転ということでしょうが、背景には国内市場の成熟に伴い、海外市場の更なる拡大を目指そう、そのためには海外向けブランドであるパナソニックを前面に出したほうが得策だ、という事情があるようです。
一方、パナソニックのブランドは1955（Ｓ30）年に、輸出用スピーカーに初めて使われました。当時松下のアメリカ事務所がパンアメリカン航空の本社ビルの中にあったことから考え出されたネーミングで、Pan（汎、あまねく）とSonic（音）とを組み合わせ、「松下電器の音をあまねく世界中へ」という思いが込められています。アメリカでは既に「ナショナル」の商標が他社によって登録されていたことから、対米輸出用のブランドとして使われだした経緯があり、現在は広く海外向けブランドとして知られています。
現在、松下の国内向けブランドは音響・映像関連のパナソニック、所謂白物家電のナショナル、高級音響機器のテクニクスと使い分けられていますが、こうした使い分けが徹底されたのは1988（Ｓ63）年のことです。
かつて国内向けのラジオでは「ナショナル・パナソニック」と両者を併記する商標も使われていましたし、パナ○○と言う商品名はパナカラーを始め色々ありました。
そういえば、松下の広告戦略は家電品業界の中でも群を抜いていました。
テレビでは「ナショナルキッド」「ナショナルプライスクイズ・ズバリ当てましょう」そして何より「ナショナル劇場」のスポンサーとして知られ、「明るいナショナル」のＣＭソングで親しまれました。
ラジオでも、各放送局ごとに独自に作られる「歌のない歌謡曲」のスポンサーを半世紀以上続けています。
そればかりではありません。昔は、松下の広告を屋上に掲げたビルや、松下の巨大なポスターを張り出す掲示板はどこに行っても見かけましたし、田んぼの真ん中には松下の広告塔が建っていました。繁華街には最新の家電品を展示するショールームもありましたし、旧家の軒先にある琺瑯看板は言うまでもありません。
街の電気店も、特にナショナルショップはよく見かけました。ピーク時には５万店、今は減少しているもののそれでも18000店はあるとのことです。
しかし、創業者の存命中はそれを口にすることは半ばタブー視されてきました。
それが、平成の幕開けとともに創業者も逝き、創業家以外から迎えた社長が実権を握るようになると、様相は一変します。
最早創業家といえども社名変更に異議を唱えなくなったのです。
長年親しまれた「松下」「ナショナル」のブランドに拘るより、世界標準のブランド「パナソニック」に統一したほうが得策だ、ということでしょう。
確かに、一消費者として昔馴染みのブランドが消えることには一抹の寂しさを感じます。
しかし、これを機会に更に消費者に愛される製品作りに励んで頂きたい、今はそう願うばかりです。
コメント欄から
○「パナソニック」っていうとオーディオ機器みたいな感じかなぁ。
「ナショナル」だと家電メーカーって感じで、安心感があったように思いますね。
ナショナルぼーや も泣いてるかなぁ？？ （Colour）
●松下のマスコットとして、確かに昔は「ナショナル坊や」がいましたが、今は「パナ坊」がそれにとって変わっています。（うみがめ）
○電機業界にいるめたぼんにとっては時代の流れを感じますねー
仕事柄パナソニックも松下って呼んでるし 愛称としては残るんじゃあないのかなー （メタボン）
●今時、電機メーカーの中で社名と商品名とが一致していないのは松下くらいのもの、それも複数のブランドを使い分けていたからという事情があったからですが、それも過去のものとなりつつあるようですね。（うみがめ）
○うちの仕事では松下電工の商品をよく使っています。
そういえば、エクステリアのブランドもナショナルなんですが、これも変更されるのかな？（poket）
●松下電工もこれに伴い「パナソニック電工」と社名変更しました。
やはりこの社名には違和感が残りますね。（うみがめ）
○松下の文字はなくなっても 松下幸之助さんの精神は受け継いでいって欲しいですね。 （さだ）
●全くそう思います。常に消費者本位を掲げた松下イズムまで古い名前とともに捨ててしまわないことを望みます。（うみがめ）
○機械工学科卒のこにさんは 松下、ナショナルの方が個 人的には馴染みがあります。
パナソニックって言うと携 帯のＰシリーズ（私はＤｏ ＣｏＭｏユーザー）になっ ちゃうんですよねぇ・・・
わ〜た〜しの町ので〜ん き屋さ〜んは・・・ のあの曲も無くなっちゃう んですね。
ゐとあはれ （こにさん）
●私にとってパナソニックとは、やはりラジオのイメージが強いです。パナソニックの対米輸出商品として最初に量産されたのもラジオでした。 （うみがめ）
○「松下党」の私でも社名(商号)変更発表には驚きました。
確かに「パナソニック」には違和感がないけど、専売店とも付き合いが長いため変更後もどうしても「松下」「ナショナル」と呼んでしまいそうですね。
『歌のない歌謡曲』『ナショナル劇場』の行方が気にかかります。（かわぐち・まさし）
●ご指摘の通り、「ナショナル劇場」も社名変更に伴い「パナソニック・ドラマシアター」と改題しました。
番組のイメージから考えるとこれも違和感ありありのタイトルに思えるのは私だけではないはずです。
「歌なし」については、かつて番組の冒頭で「世界のラジオ、パナソニックでお楽しみ下さい」とのアナウンスがあったことから、そんなに違和感はないと思います。（うみがめ）
○ナショナルがナシにナル？
この上手さに惹かれました。（西南の風）
●実は今回のタイトルは、子供の頃松下製のカセットレコーダーがすぐ壊れたことを皮肉って父が「これじゃナショナルじゃない、すぐにナシ（に）ナルだよ」と口走ったことを思い出してつけたものです。
念の為に言っておきますと、すぐに壊れたのは半ば子供のおもちゃと化していた為もあるのです。（うみがめ）
○「歌のない歌謡曲」は民放ＡＭにおける最後の大手電機メーカー提供ラジオ番組です。
果たして（社名を変更した）１０月以降もパナソニック提供ラジオ番組として存続されるのでしょうか。（輝け！金太郎）
●そう言われてみれば、家電品メーカーの多くは広告費節減の為もあるのでしょうか、とりわけラジオでの広告は殆んど聞かなくなりましたね。
歌なし歌謡は私としても今後とも存続して欲しい番組です。 （うみがめ）
1/365(2007.01.05)
ここ数年、正月らしさが失われつつあると感じるのは、きっと私だけではないはずだ。
外を歩いている人の中に、晴着を着ている人は稀だし、凧揚げや羽根つきなどに興じる人も見かけなくなった。
それに、かつては稀だった元日から営業している店も今時は普通に見かける。
古来正月はハレ（非日常）の日として特別なものだった。その日に着る着物を晴着と呼ぶのはそのためだ。
ハレの日には、晴着を着て、豪華な食事をして、と日常とは明らかに異なる生活習慣が確かにあった。
しかし、人々の価値観や生活リズムが多様化し、正月といえども普段と特に変わらない、１年365日のうちの１日に過ぎない、そう考える人が多くなったのだろう。
かく言う私も、受験を控えた中学生の頃から、正月と聞いても特別な感情を持たなくなって来ている。
受験を控えていれば、正月といえども普段通り勉強しているし、実際一部の学習塾では元日特訓をしている。
正月気分に浮かれてる暇はないと言うわけだ。
大学に進学してからも、冬休み明けに試験を組む科目もあって、正月といえども決して気が抜けなかった。
仕事をするようになってからも、常勤医が休みの年末年始に当直（日勤・夜勤とも）をお願いしたい、という依頼は研修医の頃からあって、実際仕事を引き受けたことも何度もある。2007年も、大晦日と３が日こそ受けなかったものの、仕事収めの30日と仕事始めの昨日は夜勤当直だった。
テレビに目を転じても、大昔は普段通りの編成の中に、時折年末年始特番が組まれる程度だったが、その中でも「レコ大」「紅白」を観ないと年が越せない、「かくし芸」を観ないと年が明けた気がしない、そんな特別な思いが確かにあった。
しかし、今時は各局とも年末年始に大型企画を数々用意するものの、はっきり言ってどれを観ても変わり映えしない。単に通常番組の拡大版でお茶を濁したり、全くの特別企画であっても、特番らしい豪華な顔ぶれを揃えたとは到底思えない代物だったり。だから、今時は格闘技や駅伝、フットボールなどのスポーツ中継や、ウィーンの新春コンサート中継などで正月気分を味わうことになるのだろう。
「紅白」の視聴率が長期低落傾向を辿り、不要論が叫ばれて久しいが、私個人としては、無理になくす必要もないが、絶対視する必要もないと思う。
今日の多様な視聴環境の中では、視聴率30％台後半でも十分及第点だからだ。所詮、１年間にあまた放送される番組の一つに過ぎないと割り切れば、視聴率低下がこれほどのニュースになることもないはずだ。
コメント欄から
○確かに、紅白においては、４０％の瞬間視聴率を稼いでいるし、OZMAのようなハプニングも期待できる。なくす必要はまったくないでしょう。
番組のポリシーが、早い者勝ちみたいに、早くから年末特番を組む方が変だと思います。
私はテレビはほとんど見ないのですが、もっとどうしても見たくなる番組を作ってもらいたいものだと。
お正月は、コンビニも、スーパーもすべて休むべきだと思います。売らんかなの商業主義に引っ張りまわされることはないんだけどなあ。
私の子供のころは、2日におもちゃ屋があくのを心待ちにしていた。
そういうときめきは奪わないで欲しいのです。（poket）
●仰る通り、新春初売りは２日か３日に行くからこそ価値があると思います。元日から店を開けるデパートやスーパーは、そこまでして儲けたいのでしょうか？
とはいえ、元日早々に物を切らす場合を考えれば、コンビニ位は開いていてもいいかな、とも思います。（うみがめ）
○正月でも開業しているお店をみると、 従業員が、かわいそうでなりません。
ところで、 正月の家庭での料理も 大きく様変わりしているのではないでしょうか。
おせち料理は、ある種の保存食で、 おせち料理を食べている数日間は、 料理を作る者を大きな家事の負担から解放していた と思いますが・・・。
おせち料理を食べない家庭も増えているのではないでしょうか。
もちろん、 私は、おせち料理を必ず食べるべき、という立場ではないですが。（戌年男）
●少なくとも我が家では、親と同居又は親元に帰省の時は、母が毎年おせちを作っていましたし、一人で新年を迎えたときも、出来合いのおせちを買っていました。
結婚してからは、作る時と買う時とがあるものの、今年（2007）もおせちはいただきました。
ただ、自分達より若い世代となるとどうでしょう？ （うみがめ）
○紅白に限らずTVを見なくなりましたナナ。ブログをするようになってますます。年を重ねるごとに時間の経つのが速くなったように感じられます。
少なくとも、自分以外の誰かに表現する場は日常生活を豊かに、密度の濃いものにしてくれるような気がします。（ナナ）
●確かに、私も子供の頃から比べるとあまりテレビを観なくなったような気がします。
他の物事（仕事や趣味など）に興味関心が移っていくと、自然とテレビ離れしていくような感じです。（うみがめ）
○僕は、全くテレビを見ませんね。音楽も聴かないし、PCも無音にしてます。理由は、仕事で、耳が、疲れてるからです。
声帯も酷使するので、家では、しゃべりません。
PCで、情報得てるので、TVが、無くてもOKです。
こんな僕は、変でしょうか？（マサヤ）
●マサヤさんは確かパチンコ店勤務でしたね。きっと、普段あのような騒然とした環境にいると、無性に静寂が恋しくなるのでしょう。
確かに普通じゃありませんが、別に変とも思いません。（うみがめ）
○大晦日の夜遅くまで、又 元旦の朝早くからあいているスーパーなどの 従業員さんもさることながら その家族の方も、さびしいだろうなぁと思います。
仕事とはいえ、元旦くらい休んでも バチは当たりませんよね・・
でも郵便やさんだけは、 年賀状があるから、それが落ち着くまでは 休みが取れないそうです。
そしてお医者さんも 当番医の先生はお正月も関係ないですよね・・。
消防、警察、警備会社もそうですねー。(>_<)
なんか気の毒みたいです・・。（バンビ）
●考えてみたら、正月から働いている人は昔から結構いました。
御指摘の消防・警察・警備のほかにも、交通機関や観光地、あるいは初詣で賑わう寺社の門前に並ぶ商店などに勤める人達は、言ってみればこの時期が最大の稼ぎ時になるわけですから、休みたいなどとは言えませんよね。
つくづく因果な商売だ、と思います。（うみがめ）
○そうですね〜昔からのお正月ならではのものがどんどん消えていってますよね。
我が家は、実家で親戚一同集まる新年の挨拶、おせち、お雑煮、お年玉までは変わらないかな〜（ひらり）
●お雑煮と言えば、地域によって具材や味付けに違いがありますね。
大まかに言えば、関東風は切り餅に清まし汁、関西風は丸餅に白味噌仕立ての汁。
母が作っていたのは関西風に近いのですが、丸餅が手に入らない時は切り餅を使うこともありました。（うみがめ）
○正月くらい休んでもいいように 思いますね。
少しくらいゆとりみたいのがないとね。
でもお正月に何の不便もなく 過ごせるのは 働いている方が いるおかげです。
感謝しなくては。（NON)
●全くその通りで、実際他人が引き受けたがらない正月出勤には、普段以上に報酬を弾む職場も多いようです。 （うみがめ）
確定申告（2007.02.09）
例年、確定申告の季節になると私は、毎年のように申告してきた。
本来、給与所得者は年末調整で済むはずだが、私の場合そうはいかない事情がある。
給与所得者でも、年収2000万円以上か又は複数の事業所からの給与所得がある場合は確定申告が必要となる。
私の場合は後者に該当する。（残念ながら前者の域には達していない）
研修医時代は、あちこちの病院でアルバイトをしていた。また、職場を変わるときも年度途中だったことから、結果的には一年の間に複数の事業所から給与所得を得たことになる。
病院によっては、専属の税理士がいて申告を代行もしてくれるが、そうでない場合（特に大学病院）は自ら暇を作って税務署に出向わなければならない。
勿論、源泉徴収票や保険料等の領収書などの必要な書類も集めなければならない。
今時はネットで申告が出来るようになり、税務署に出向く手間も省け便利になったが、かつてはその税務署にいく時間を作るのが一苦労だった。
源泉徴収された税金が実は払いすぎと判り、還付された時は素直に嬉しいが、逆に追徴課税となったときは、ちょっと損した気分になる。だからと言って、節税に励もうなどという気にはならない。
自分の納めた税金が、私達の暮らしにきちんと役立てられているのなら、いくら払っても惜しくない、と思うからである。
多くの国民は、「税負担はなるべく軽く、社会保障はなるべく重く」と考えているようだが、そんなの虫が良すぎると思う。
そもそも日本人のＤＮＡには、租庸調や年貢と言っていた時代以来、「税金はお上に搾り取られるもの」という一種の被害者意識が刷り込まれているように思えてならない。どうしても「国民生活の為国や自治体に納めるもの」という意識が根付かないのである。
だから、「税負担は軽く…」と考えてしまうのである。
しかし、社会保障の充実にはそれなりのお金がかかる。それを広く薄く国民から集めるのが税金である。
私はむしろ、国民一人一人が払った税金がちゃんと国民の為に使われているかどうか、無駄な支出がないかどうかをもっと厳しく監視すべきだと思う。
納税は国民の義務、支払いを拒否する事は本来許されない。
コメント欄から
○おいらも、酒を作って頃は、夏と冬とでは、給与をもらうところが違うので、都合３年間申告してました
。 額は大したことないですけど・・・。
でも、払わなかったことは無いですよ！
今は、年末調整ですけどね！！（Colour）
●給与所得者でも、多額の医療費（大体10万円以上）を払った場合や、国・自治体・政党あるいは法律で定める公益法人（共同募金会・日赤・ユニセフ…）に１万円以上寄付した場合には、控除が受けられます。
心当たりのある方は、還付申告も出来ますので、利用してみてはいかがでしょう。（うみがめ）
○そうそう、帝王切開でも還付申告できたのには、ちょっとビックリでした！ （Colour）
●正常分娩にせよ帝王切開にせよ、医療行為ですから還付対象となるわけです。（うみがめ）
○私が会社を辞めた年度は確定申告に行きました。
その後、市役所からの住民税納付通知に対しては、所得のない学生と申告、接見・面接・署名で済ませました。
市区町村に払う住民税の納付通知は５月から６月にかけて郵送されてきます。（NGOmatsuda）
●実は私も、今の職場に来た時、本当は確定申告に行っても構わなかったのですが、今の職場から「うちで年末調整しますから」と言われました。
病院においては年度途中で採用される職員は珍しくないのですが、みんなこの手で済まされているのでしょうか？（うみがめ）
○毎年、確定申告の時期になると億劫です。
こういう事がニガテだから、 絵を描く道を選んだのになぁ〜。（KOJI）
●アーティストは基本的に自営業ですから、この時期は頭が痛いこととお察し申し上げます。（うみがめ）
○私も医療費控除して来ました。
払う時は請求書が来るけど もらうには申告しないとダメだから大変だよね〜（かな）
●確かに、いくら領収書を集めて、規定の額に達したとしても、申告しない事には還付も受けられませんからね。（うみがめ）
○たしかにその通りです。
でも本当に役にたってるのかな
民間とは違う お役人というイメージがあります
勉強不足かな、ごめんなさい。
でも、民間では予算はできるだけ 抑えるものだし、結果を求める 使う以上、費用対効果を追求する
有効に使うしかできない
でも、その筋の知人に聞くと 予算をあまらせると 次年度認められないから 無理にでも使う？
高くても発注しちゃう 自分には理解できないかな。 （NON）
●仰る通り、毎年年度末になると、予算を使い切るためと称して道路を掘り返したりしてますね。あれなど無駄遣いの最たるものだと思います。
これ以外にも公共事業の中には不要不急のものが結構あるし、ＯＤＡにも必要以上に支出してるし、そうした部分を社会福祉や医療の分野にもっと振り向けられないか、と思います。（うみがめ）
○職場を変わったとき確定申告をしましたね。
毎年申告されている方は要領がわかっておられるのでしょうが、 たまにすると迷います。（戌年男）
●いや、毎年していても、判ったようで判り難いのがその手順です。
去年（2006）は追徴課税となったのですが、何かの手違いで期日までに払えず、あとで督促状が届き慌てたことを思い出しました。 （うみがめ）
○我家も確定申告しないといけないんですが…。
毎年のことながら、どーも切羽詰らないとやる気になれず…
あ〜頭が痛い！（青ぷりも）
●切羽詰まってから税務署に駆け込む人が多いから、締め切り間際になると混雑するんですよね。
夏休みの宿題のようなものでしょうか？ （うみがめ）
○うみがめさんのおっしゃる通りです！ あれは取られるものではありません。「納める」というのも本来はおかしいと思います。あれは「出し合う」と表現するのが妥当です。
ただ、日本が内輪主義社会になってしまってるので、選挙に基づいているはずの為政者が、頻繁に顔を合わせている人々に有利に取り計らったりする傾向はやはりあると思います。特に地方自治には。
いっそのこと、各事業に「この事業は税金の提供でお送りします」ってクレジットつけましょうかね？ あ、この元ネタは高校時代の私の友人がＮＨＫについて「この番組は受信料の提供でお送りします」と言った故事です（笑）。もっともＮＨＫは役所でなく「強制加入の生協」だと私は思ってます。 （かじか）
●そう言われればそうですね。国民生活の為に皆が出し合うのが税金です。
ＮＨＫについても、受信料不払いと言う形でその姿勢に抗議する人がいますが、これも金は出さずに口だけ出すわけだから、筋が通っていません。（うみがめ）
○ ワタクシも今年（2007）初めて確定申告をするのでございますが、 お話を聞く限りでは何やら大変な作業のようですね？（SEIYA）
●実際には考えていたほど難しくはなかったと思います。
わからないことは、税務署員がちゃんと答えてくれますし、提出用の書類と共に解説書も渡されますから、それで確認もできます。（うみがめ）
○国会議員？が 世のため人の為にしていますと お給料を少なくして 貰ってはる事もありますよね？
首相も無料奉仕にしたら 尊敬され、 ああ、本当にそうだなって 思われるんでしょうか？（津熊照美）
●仰る通り、国会議員は本来名誉職ですから、議員としての報酬は少なくても構わないんですよね。
ただ現実には至るところで議員特権が残っていて、それが庶民の不公平感につながっているのかもしれません。 （うみがめ）
金持ちは卑しくない(2007.03.16)
格差社会と言われて久しい。
格差社会を語る際に「貧富の格差が是正されないのは政治が悪いからだ」とよく言われる。
確かに、それは一理あると思う。
しかし、本来所得格差が生じないはずの社会主義体制下でも所得格差は厳然として存在する。
それは何故か？
断っておくが、私は決して格差社会を肯定するつもりは無い。
また、主義主張として清貧を貫く人を否定するつもりも無い。
ただ、金持ちになりたくてもなれない人が存在するのは、社会や政治の体制以前の問題ではないか、と思うだけだ。
それは、潜在意識の問題だと思う。
よく、「金持ちは卑しい」と考えている人がいる。
本当にそうだろうか？
はっきり言うが、お金自体は決して卑しいものではない。
それが正当な手段において手に入れたものである限りは。
結局、ライブドアの堀江元社長や、ゆびとまの下村元社長のように、不正な手段によって金を得る事が卑しい、というだけだ。
しかし、「金持ちは卑しい」と考える人たちは、それが潜在意識の中に擦り込まれることで、結果的に自分も金持ちになることはできない。
それは、潜在意識には主語がないからである。
その人としては、特定の人物をイメージして「あんな金持ちは卑しい」と思っているつもりでも、主語を認識できない潜在意識の中では、「金持ちになった場合の自分も卑しい」と認識してしまう。
結局のところ、物事を否定的に捉える事で自分自身をも幸福から遠ざけている、と言うわけだ。
戦時中のスローガン「贅沢は敵だ」に一文字書き加えて「贅沢は素敵だ」にした、と言う笑い話があるが、それが人々の偽らざる本音である。
あまり金持ちを貶めるような考えは持たないほうが自分のためにもなると思う。
コメント欄から
○意識の持ちようですね。
格差社会と言われますがそれぞれに基準も違うし、 生活への満足度も違いますね。
人を羨むのは自由ですが、自己の努力や、 勤勉に努めることを止めてはダメだと考えます。
こつこつと努力している人は結局周りから見れば 羨ましい存在になっているんではないでしょうか。
努力しよっと。 （防人）
●自分が出世できないのは社会が悪いからだ、と考えれば確かに楽は楽ですが、責任を他に摩り替えればそれで全て解決するわけでもない、ということが言いたかったのです。
仰る通り、自分から努力する事もなしに他人を羨むのは私も感心しません。（うみがめ）
○お金というイメージ、ナナの頭の中では、金のなる木やコガネムシ、コインチョコレートなど。
童話や童謡の世界ですナナ〜♪
あまりお金にこだわらないほうが幸せといえるかも.....。（ナナ）
●ナナなるほど、世の中金が全てではない、ということですね。（うみがめ）
○お金持ちの中でも心の貧しいお金持ちと心の豊かなお金持ちがいるようです。
地域の名士で資産家のAさんは普段からわりと地味な、どちらかというとみすぼらしい格好をしておられます。
でも、地域や子供たちのために自分の資産から多額の寄付をされたり、地域の役職を積極的にこなされております。
こういう人こそ豊かな人だと思います。（ぽち）
●全くその通りです。
どんなに物質的に恵まれていても、精神的に貧しい人には私もなりたくありません。（うみがめ）
○私の場合、金持ちに偉そうな態度の人が多いイメージは拭い去ることができないのですが、格差があってはならないわけではないことには同感です。
ただ、人の評価というものが情実や常識に流されがちだということはあるのではないかと思います。就職での年齢差別もこの一種でしょうね。その結果としての収入格差であれば、納得できません。
それと、お金持ちかどうかと出世するかどうかは別だと思います。
雇用の流動化を進めるためにも、最低賃金の見直しと生活保護との調整は最低限やってほしいと思います。（かじか）
●勿論、昨今社会問題となっているワーキング・プアと呼ばれる人達が発生しているのは、ある意味政治が悪いからだと思います。
ただ世の中には、生活保護を悪用して、まともに働こうとしない人がいるのもまた事実です。
年功序列・終身雇用が崩れつつある昨今は、就業年数と収入とが必ずしも正比例しなくなっているように思います。結局は能力第一主義に移行しつつあるのでしょう。（うみがめ）
○生活保護は、不正の金額だけ伝えられ、生活保護全体の金額と比べられないのが常です。そんな報道では、不正ばかりが印象に残るのも当たり前ですね。
「収入がなくても何とかなる」と他人が安直に考えるような社会は困ります。
あと、例えば募集の年齢を勝手に低くするなど、自分たちで制約を作り出しておきながら、職に就けない人のことをまるで無能かのように扱う傾向はやめてほしいですね。そういう状態ではとても能力第一主義とはいえませんが、改まる気配はないですよね。能力第一主義は雇用後の話に矮小化されてる気がします。（かじか）
●仰る通り、本来意欲さえあれば就職時の年齢は関係ありません。医療現場ではごく普通に歳がいってから新たに医師や看護師を目指す人は多いです。
ただ、これも専門職だからと言われればそれまででしょうが…（うみがめ）
４年に一度しかない日(2008.02.29)
地球が太陽の周りを一周するのに、実際には365日と６時間ほどかかるそうです。
その端数を４年分蓄積して出来たのが２月29日というわけです。
４年に一度しかないこの日を得したと感じられる人は、きっと毎日が充実していて、逆に損したと感じる人は、日々の暮らしに忙殺されているのではないか、そう思います。
ところで、皆さんの周りにこの日が誕生日という人はいますか？
残念ながら私の周りにはいません。
そうした人は、厳密には４年に一度しか誕生日が来ないから、年を取るのも４年毎かというと、そんなことはありません。
「年齢計算に関する法律」（明治35年施行）によると、「その年の誕生月に誕生日が存在しないときは、その月の末日の終了をもってその年齢が満了する」とあります。
つまり、２月29日生まれの人は、閏年以外でも２月28日が終わった時点で年を取ることになり、３月１日に生まれたのと同じ扱いになるのです。
因みにこの日が誕生日の有名人には、俳優の原田芳雄氏（1940）、作家の赤川次郎氏（1948）、女優の飯島直子さん（1968）、川崎フロンターレの鈴木達矢選手（1988）などがいます。
ともあれ、４年に一度しか巡ってこないこの日を有意義に過ごしたいですね。
コメント欄から
○妻の知人にいたそうです。今日が誕生日の人。
「年相応に老けていた」 とは妻のコメント。
そりゃそうですよね。（彷徨人）
●以前どこかで観たパロディニュースで、２月29日生まれの人が「誕生日を返せ」と街中をデモ行進する、というのがありました。
本来なら20歳となるべき人が５歳、60歳となるべき人が15歳という設定でしたが、違和感ありありでした。（うみがめ）
○暦通りに４年に一回しか年をとらないんだったら、 ちょっと嬉しいかも・・・（バリ猫）
●永遠の少年少女でありたいと願う人には都合がいいかもしれませんね。（うみがめ）
○あまり気にしていませんでしたが、このお誕生日の方、原田芳雄さん、赤川次郎さん、飯島直子さん、好きな方です。
スポーツのことはよくわからないので、ごめんなさい。（ナナ）
●鈴木選手はサッカーの選手です。
このほかにも２月29日生まれにはサッカー選手が多いようです。 （うみがめ）
○一緒に働いているスタッフの子供さんが ２/２９生まれと言っていました！
なので、２/２８で届けを出したそうですよ〜。（バンビ）
●そうですか、やはり４年に１回しか本当の誕生日が来ないのはかわいそうという親心がきっとそうさせたのでしょう。（うみがめ）
○私、この日が誕生日ですよ(*・ω・)ノ
...戸籍上は28日登録ですけど。
29日生まれの場合、「4年に一度しか誕生日がないのは不憫」という理由で戸籍の日付を前後にずらす事があるようです。
なお、閏日生まれは珍しいと思われがちですが、閏日のある年に生まれた子供は他の日と同じ確率で2/29生まれになりますから、人口全体で考えてもそう極端に少人数という訳ではないハズ。（黄色いタカ）
●期せずしてこの日が誕生日の方からコメントを頂き、ただただびっくりです。（うみがめ）