メディア談義��
わ・ワ・Wa(2007.05.26)
「私的昭和テレビ大全集」の「名犬ラッシー」の関連記事(以下引用)
日本での提供は、ミツワ石鹸。
これを読んでいて、ミツワ石鹸のCMを懐かしく思い出すと共に(さすがに「ラッシー」はリアルタイムで観ていない)、「わ・わ・わ」のフレーズを使うCMにはほかにもあったな、と思い出しました。ワ・ワ・ワ〜 ワが三つ♪ のCMは、ワタクシの世代までは記憶に残る、 忘れじのモノクロCMの代表作ですね。
この番組の日本版主題歌では、最後の部分で、
♪ ミツワ ミツワ ミツワのラッシ〜 と歌われていたようです。
以下、ローカルネタです。ご存知無い方はご了承下さい。
最近高知でよく見かけるCMにこんなのがあります。
わ・わ・わ 和と書いて かのう建設
高知市に本社を構える和建設は、高知・岡山両県にマンション・一戸建て住宅・高齢者住宅を展開する建設会社です。ただ、その難読社名が災いして、知名度は今ひとつでした。そこで、2002年頃から前述のCMソングを頻繁に流すようになり、そのお陰で知名度も会社の業績も格段に上昇しました。
一方、関東ローカルで昔、1970年代にこんなCMを見掛けました。
ハナ肇氏が三つの輪を指しながらこう語りかけるCMです。
「輪があります。輪があります。輪があります。
わ・わ・わの大和観光」
大和観光とは、「日光結構大和観光」のキャッチコピーでも知られたように、栃木県日光市周辺に別荘地を分譲していた不動産会社です。最近その名を聞きませんが、いまこの会社はどうなっているのでしょうか?
コメント欄から
○ミツワ、しってますナナ〜♪ (ナナ)●確か、3体の人形キャラがフラフープを持って歌い踊るCMでしたね。 (うみがめ)
○私も、何となく記憶にありま〜す。
ずいぶんローカルなCM知ってますね〜。
さすが亀仙人。 (さゆり)
●実は小学3年まで東京に住んでいたことから、結構関東ローカルのCMも知っているのです。 (うみがめ)
偏った美意識を押し付ける番組(2007.06.14)
年のせいか、今時のテレビはつまらないとよく感じるようになった。
中でも、人の不幸をダシに視聴率を稼ごうとする番組はどうしても好きになれない。
「ビューティーコロシアム」(以下BC)という番組がある。
容姿に劣等感を持つ女性が、エステティシャンや美容外科医、メイクアップアーティストなどの助けを借り、美しく変身する過程を追った番組だ。
美に関心の高い妻は面白がって見ていたが、私はどうしても後味の悪さを感じていた。
自分がいかに今迄容姿の事で傷ついて来たか、その不幸自慢を聞かされるのがはっきり言って不愉快だったのである。何より、この番組に頼る前にどうして自分から努力しなかったのか、そんな感想しか持てなかった。
確かに、容姿の問題で苦しい人生を送ってきたのかも知れないし、美しく変身する為にはそれなりの出費がかさむだろう。しかしだからと言って、自分は懐を痛めずにテレビ局の出す金(番組の制作費)で美容整形を行うのはやっぱり変だ。
そもそも、本当の意味での美しさとは、内面から光り輝くものだと思う。
いくら外見を良くしても、性格的に歪んでいては本当の意味での「美人」とは言えない。実はその点はBCでも繰り返し言われてはいる。
逆に「ブスで何が悪い」と開き直る位のバイタリティーも時には必要だ。そのような人は、そもそもBCなる番組を必要としない。
しかし、出場者の変身後の姿は、まるで型で押したようなモデル体型・小顔メイクとなっている場合が殆んどだ。
これでは、美に対する多様な価値観を否定し、画一的な美意識を無理矢理押し付けていると言われても仕方が無い。
その意味でも、いくら司会者が「きれいになったね、よかったね」と変身後の出場者に話し掛けたところで、観ているこちらまで素直には喜べない。
番組の最後で「美しくなりたい人を応援するのが目的、決して美容整形を奨励するのが目的ではない」と言われても、そんな風にむきになればなるほど逆効果だと思う。
結局この手の番組が受けるのは、格差社会が進み将来に希望が持てない中、自分より惨めな状況にある人を見て、「自分はあの人よりはましだな」と溜飲を下げる視聴者が多いからであろう。テレビはある意味かつて町中にあった「見せ物小屋」のような物だが、他人の不幸まで見せ物にするのは頂けない。
コメント欄から
○ははは・・・。そうね〜、おっしゃるとおり。
でも、そこまで熱くはないが、たしかに、皆さん努力もなしに 塞ぎ込んだりして、ただなんとかしてくれ状態ですね。
ブスやデブって子供の頃に言われると、逆に曲がっちゃうけど 全然ブスでもなかったり、デブだったら痩せればいいじゃんって 思っちゃいますね。
私も、あの番組ちょっと嫌でした。
美を追求したカリスマだとか言って、楽しんでないかな〜?
最近、やたらと鼻につくんですよね〜。
前回の放送でも、嫌なイメージがあり見るのを辞めたんですよ。
そしたらここで・・・。ははは・・・。
うみがめさんの「ブスで何が悪い」ってところいいな〜。
まぁ、みなさんの考えはそれぞれですがね。 (さゆり)
●確かに「何とかしてくれ」と言う前に、「何とかしなければ」と考えるのが筋ですね。これは外見の事に限りませんが、自分から努力もせずに最初から人任せでは、絶対ものになりません。(うみがめ)
○この手の番組は一切見ないものですから、番組の詳細は分かりませんが、 しかし、ブログを拝読していて、やはり見ていなくて良かったと思いました。
内面からの美、多様な美のご指摘には、全面的に賛同しています。 (戌年男)
●実際、私もレギュラーでやっていた頃は妻に付き合わされる形で何度か観ていましたが、イレギュラーとなってからは全く観ていません。
不幸自慢の番組と言えば、「愛の貧乏脱出大作戦」という番組もありましたが、そちらは私も断片的に観ただけです。(うみがめ)
○「愛の貧乏脱出大作戦」も見たことがありません。
視聴率競争のマイナスの面が出ているのでしょうか、 エキセントリックというか、極端な番組作りをすることで、 話題づくりになり、多くの人に注目され、 視聴率をとろうとすることに走っているのではないでしょうか。
関西テレビの捏造事件も、ある意味では根は同じではないかと思います。(戌年男)
●それは私も強く感じます。
最近のテレビは、本当に人々の記憶に残る番組を作る事よりも、目先の視聴率ばかり気にしているように思えてなりません。(うみがめ)
○皆さんのように、心の大きな方や、常識のある方々にはちょっと理解できないかもしれませんが・・・
私は要するに「ブス」の類で、いじめにもあいましたが、容姿の関係で就職での不採用や、お見合い相手に「生まれる子供の心配」までされました。
外見で人を判断してはいけないとわかってはいても、現実に「外見で人生の道を狂わされる」こともあります。
私はたまたま、出会った人に恵まれなかったのかもしれません。(KEMEKO)
●貴方のお気持ち、痛いほどよくわかります。私も子供の頃、いわれのないいじめに遭った事があります。
不細工に生まれた事自体は決して不幸ではありません。むしろ、不細工を認めようとしない社会に生まれた事のほうが不幸な事だと思います。(うみがめ)
○わたしもこの番組は好きになれませんね。
モデルの女性がきれいだともいえないし。
美しさは時代や国によってもちがいますしね。
女心の弱みに付け込んで、商売をしているひとたちのいいカモなんじゃないですか? (ナナ)
●それを言ってしまえば、エステサロンや美容外科医院の経営自体が成り立たなくなります。
美に対する飽くなき探求心そのものを否定はしませんが、仰る通り美の基準は時代や地域によっても違いますから、皆が無理してきれいになろうとするのはいただけません。(うみがめ)
○番組が始まったころチョット観てました。
今は、ばかばかしくて、見てません。
また、テレビ番組のCM ダイジェストでもちょこっと目にするくらいです。
私は男性なので 女性の複雑な心理状態、考え方は ?? ですけれど。
良い人生、生き方てなに ??
美容整形、メイク、髪形、・・・で、 心 晴れやかに、明るく生きられれば良いような。
しかし、みんなが、みんな、 山田優、えびちゃん、もえチャン、ミス・ユニバ、・・小顔にはなれないよね。
手術 直ぐに、整形手術するのは、賛成できませんけれど。
手術依存、弊害、後遺症、年老いて、・・が心配かな。
番組も追跡調査 その後、その女性がどういう人生を歩んでいるか放映すれば良いような。
番組的には、happy life に偏るね。(NGOmatsuda)
●確かに、出場者の追跡調査は必要かもしれません。
所詮人任せでしかきれいになれない人は、番組に出た翌日には元の木阿弥でしょうから…(うみがめ)
○うみがめさん、同感同感!!
子供たちはなにやら騒いでみてましたが 私も「嫌い」です。
まず自分自身が努力すること!
親にもらった顔、なぜいじる??
親に相談しないの??
内面からの「美」大切だと思います。
私は子供たちに 「外見を着飾ったらそりゃ〜キレイでしょ!!
でもその下の下着が破れてたり 汚かったらどうよ?
まず洋服より 下着でしょ?
内側からきれいに!!
見えないところのオシャレも大切よ!!」
顔を磨くのも結構!!
でも心もしっかり磨いてほしいものです。 (やす)
●最近は、美容整形に対する罪悪感も徐々に薄れつつあるようですが、やはり「親に貰った顔形、何故いじる」というお考えの人もまだまだ多いようですね。(うみがめ)
○そうですよね!!
私の考え、古くないですよね!!
整形して皆同じようなメイクと小顔・・まるでクローンみたい!! と一人で怒ってたんです!! (やす)
●本来個性を主張すべきファッションがこの国では没個性の象徴、困ったものです。(うみがめ)
○いつだったか、韓国の10代〜40代の女性アンケートを目にしたことがあります。
一般的に言われるブスを、容認できるか、というような質問だったと思いますが、驚くべきことに、半数以上が容認できないと応えているんですね。
整形して、勝ち組になりたいと願っている助成は70%にも上るようです。
女性からしてこの回答、整形に対する罪悪感などはないと思います。この番組は、押し付けがましくて嫌いでしたが、うちで見たときも家族はやはり「番組終わったら元に戻るよなあ」とか、「結婚して子供が元の顔で生まれてきたら、不倫騒動が起こりそう」とか散々くさしていました。
それなら見なきゃいいのに。(poket)
●そういえば、整形後の顔貌が子供には遺伝しないという当然の話を漫画にしたのが耳鼻科の本に出ていました。
鷲鼻の女性が美容整形によって鼻を低くしてやがて結婚、できた子供は整形前の母親と同じ鷲鼻、というものですが、その子にとってはいい迷惑ですよね。(うみがめ)
○たまたまTVつけたらやってたんで 娘と二人余の変り様に見入っちゃいました。
ん〜あれだけ手術しちゃうと綺麗な姿を維持するのは 大変じゃない?
マイケルジャクソンとかも大変な事になってるよね。
昔の方が良かったもん! (かな)
●確かに、あの方も一部では「顔面破壊」などと散々なことを言われましたから、美容整形も良し悪しですね。(うみがめ)
○東海地方では確かネットされてないのですが、それで正解かも。(かじか)
● 確かに、レギュラー編成時代は東海のほか、関西や備讃瀬戸でもネットされていなかったようです。(うみがめ)
○この番組をはじめの方は観ていましたが、 途中から止めました。
観ていてあまり気持ちが良いものでは ありませんでした。
人それぞれに捉え方が違うと思いますが 共感できるところがありませんですねぇ。
家内も段々といやになったようです。
番組の構成にも一方通行的なものが あるようです。
コメントしてる皆さんも気持ちよく 観た方は少ないようですね。(防人)
●まあ、仮にあの番組に対して肯定的なご意見をお持ちの方がいても、このような内容の記事にあえてコメントしようという気にはならないのでは?(うみがめ)
○そーですよね、なんだか「ダメ人間品評会」みたいな不幸自慢はいただけないです。
ただ、ホントに生まれつき頭蓋骨とか顎の骨が変形してる…って方が出てきたときには、 治療や施術には莫大な費用を要するのでこういう手助けもアリなのかも…と思える私です。
でも、太ったのは自分の責任ですよねー、まずは自分で努力だなー。自己責任の範疇だし。 (猛獣使い)
●なるほど、先天的な変形を矯正しようとすればその手術代だけでも馬鹿になりませんから、テレビ局のお金を使わせてもらうのも有りかもしれませんね。
「何とかしてくれ」と言う前に、自分から「何とかしなくちゃ」と考えるべき、というお考えには私も同感です。(うみがめ)
どっきり番組盛衰記(2007.06.20)
かつて日本のテレビは、アメリカのそれに倣って、あちらで放送されていた番組を日本に合うようにアレンジして放送していました。
今回はそんな番組の一つについて。
アメリカに"Candid Camera"と言うテレビ番組があります。
様々なハプニングに見舞われる人を隠しカメラで捉え、その反応を見て楽しむ番組です。
やがてこれが日本に上陸、独自の発展を遂げます。
所謂どっきり番組ですが、その草分けとなったのは日本テレビの「(元祖)どっきりカメラ」です。
1969年にレギュラー番組としてスタート、73年以降イレギュラー編成となりますが、人に悪戯を仕掛けて笑いをとるこの番組、一部からは低俗との批判を受けながらも企画自体は好評だったせいか、その二匹目のドジョウ狙いの番組が各局に登場しました。
1976年頃のことです。
この年、フジテレビでは「スターどっきり[:マルヒ:]報告」が、テレビ朝日でも「いたずらカメラだ大成功」がスタート、またこの頃TBSではワイドショーのコーナー企画として「尾行大作戦」というのをやっていました。
「どっきり[:マルヒ:]報告」は、仕掛ける対象を有名芸能人に限定し、当初は忙しいタレントの一日に密着するといった企画もありましたが、次第に騙しが中心となっていきました。これも当初はレギュラー、82年頃からイレギュラーとなりました。
「いたずらカメラ」では、出演した某落語家が虎に噛まれて重傷を負い大問題になりました。結局はその事に責任を感じたのでしょうか、テレ朝では以降しばらくの間どっきり番組の放送を行わなくなりました。
同じ頃、テレビ東京でもこの手の番組として「夢の奇想天外カメラ」や「天功どっきり60分」といった番組が放送されていましたが、あまり長くは続きませんでした。
やがてテレ東では「スター[:マルヒ:]どっきりテレビ」という、「どっきり[:マルヒ:]報告」を更にパクッたような番組が登場しますが、同じ芸能人相手でもこちらはやや盛りを過ぎた芸能人しか出てこない印象がありました。
このように、70年代後半がどっきり番組の第一のピークとなりましたが、やはり低俗番組との批判からか、一時下火になります。
しかしやがて、第二のピークが訪れます。80年代後半のことです。
この頃、それまでやっていた番組とは別のスタッフが手掛ける形で、日テレでは「いたずら大全集」、フジでも「いたずらウォッチング」と言う番組が始まりました。
TBSでも当時「いたずらウォッチングクイズ」という番組をやっていましたが、こちらはあくまでも人間観察が主眼ということでしょうか、心理学者をコメンテーターに起用していたのが目を引きました。
最近は、この手の番組もあまり大々的には放送されなくなりました。 少なくとも、レギュラー番組として、あるいは「○曜スペシャル」といった枠で随時放送するといったパターンは無くなりました。
やはり、テレビの社会に与える影響を考えれば、少しでも毒気のある番組は淘汰されてしまう宿命にあるのでしょう。
しかし考えてもごらんなさい、もしテレビが人畜無害の当り障りのない番組ばかりだったら、なんとつまらない物になることか!
多少の毒気もテレビには必要です。
青少年への悪影響云々が言われますが、そういう場合は見せないと言う選択も出来ますし、敢えて見せた上で反面教師にすることも出来るはずです。子供達だって、テレビを全て真に受けてなんかいないはずです。
どっきり番組の衰退も、近年の場合は低俗批判と共に、本当に騙されて驚いているかどうか疑わしい、ヤラセではないのかと賢い視聴者が気付きだしたという側面も見逃せません。
コメント欄から
○最終的には、見抜く目が重要だということでしょうか。
これも人間の学習の一つですかね。 (戌年男)
●まあ、この手の番組を観る場合はどこまでがヤラセでどこからが本気か、それを見抜く眼力が求められることになりますね。(うみがめ)
○あったね〜。
スターも泣いてたね〜。
あと、思わぬ心理って見せられた事も。。。
人間の本性とか、見せたくない汚い部分まで見せられて 何だか嫌な感じって時もありましたね〜。
本当に自分が陥れられた時、「これってドッキリ?」 なんて聞き返した事も。。。(さゆり)
●確かに、ああした番組が登場して以来、何か陥れられた時についどこかに隠しカメラがないか探してしまう、なんて人も出てきたようです。あまりいい傾向ではありませんが… (うみがめ)
プロ野球とテレビ(2007.06.28)
ここ数年、テレビ(特に地上波)でのプロ野球中継が減る傾向にあるように感じるのは私だけではないはずだ。
とりわけ、それまでは連日のように中継が組まれていた巨人戦でさえ、たまに中継されない日がある。今まででは考えられなかったことだ。
いや、地域によっては今までもネットワークの関係で巨人戦の流れない日があった。それが昨今は全てのネットワークが揃う地域でさえそうなのだ。
何故そうなったか、我が国でのプロ野球並びにテレビの歴史と絡めながら考えてみよう。
日本のプロ野球とテレビの関係を語る上で、欠かせない人物がいる。
読売新聞社主を長年務めた正力松太郎である。
彼の呼びかけによって1934(S9)年に日本初のプロ野球チームとして現在の読売巨人軍が発足、当初は大学生や実業団チームとの練習試合やアメリカ大リーグとの交流戦を戦っていたが、翌年ライバルチームとして現在の阪神タイガースや中日ドラゴンズなどが結成され、本格的なプロ野球時代が到来した。
第二次大戦後の1950(S25)年、大リーグに倣ってセントラル・パシフィックの両リーグに分かれた。それから3年後、正力らの立ち上げた日本テレビが開局すると、巨人軍はその人気を全国に広める戦略をとり出した。
直接の親会社にして最大の宣伝媒体である読売新聞の全国展開と共に、巨人主催試合の放送権を日テレに独占させる事で、その後各地に出来たテレビ局の系列化を進めようとしたのである。当初日テレは単独での全国展開を目指したが、当時の郵政省の「民放の免許は地域ごと」と言う方針によって頓挫、地方局の系列化に方針転換したのだった。
しかし、昭和30年代に出来た地方テレビ局の多くはラジオ局から発展しており、ラジオと一体化したネットワーク運営の利を取って、ラジオ兼業のTBSと組むところが多かった。結局、この当時日テレが取れたのは東北・北陸・四国などの限られた地域だけだった。
昭和40年代、巨人は9連覇達成の偉業を成し遂げるなど黄金時代を迎え、人気もピークに達する。この当時、他のセリーグ球団は、巨人に競り勝つことを最大の目標にしていたし、一方パリーグ球団も、巨人と日本シリーズで当たることを最大の目標にしていた感がある。
つまり、あの時代は正に日本のプロ野球は巨人中心に動いていたと言っても過言ではない。
しかし昭和50年代に入り、ドラフト制度によって戦力の均衡化が図られ、セリーグでも2リーグ分裂後に発足し、それまで優勝経験のなかった広島カープやヤクルトスワローズが台頭してくると、相対的に巨人人気は下降線を辿りだした。
更に「パリーグの巨人」を目指して西武ライオンズが登場、一部の試合を全国中継するほどの人気を獲得し、リーグ制覇も繰り返すようになると、更に巨人人気の低落に拍車がかかってきた。
平成に入り、福岡ダイエー(現・ソフトバンク)、北海道日本ハム、東北楽天といった地域密着型の球団が各地に登場、その地域でそれまで巨人を応援していた層まで引き摺り込む勢いとなった。
最早V9時代の「巨人ファンに非ずはプロ野球ファンに非ず」という理屈は通用しない。
いや、俗に言う「アンチ巨人」も私に言わせれば裏返しの巨人ファンである。阪神や中日を心から応援している人は、巨人が勝とうが負けようが全く気にしない。
そもそも「巨人を負かしてセ界制覇」と言っている時点で、結局セリーグは巨人で持つことを証明してしまっている。
何より、巨人ばかりが何故こうも日本のプロ球界で特別扱いされねばならぬのか?
そう考えれば、巨人戦がテレビ中継されない日があっても不思議はない。逆に、毎日のように巨人戦が中継されていた今までが異常だったのである。
大体、我が国のプロ野球中継の放送権は、公式戦の場合各球団が個別に管理している。だから、各テレビ局も高視聴率が期待でき、スポンサーも付きやすい人気球団の試合に偏るのである。その球団に優勝の見込みがなくても相変わらず中継されるのはそのためだ。
これが大リーグのように、プロ野球機構が一元管理するようになれば、特定の人気球団に偏らず、所謂胴上げ試合も確実に中継できるのに…
コメント欄から
○巨人中心はテレビもそうだけど、ラジオも巨人中心ですね。
東京近郊のラジオは一部の局(平日の文化放送と土日のNACK5)を除いてほとんど巨人。
日本ハムの試合を聴くには北海道のラジオ局、阪神だと関西のラジオ局を雑音と闘いながら(笑)聴くしかない。 ちょっと不満ですね。(やなちゃん)
●今時は、衛星放送やネット配信でほぼ全試合の模様が完全中継されており、そのことも地上波での中継が減少傾向にある一因と言われています。
地上波では大概途中から始めて途中で終わりますから…orz(うみがめ)
○この地方では、最近は中日をメインに放送していますが、野球中継を見ること自体、放送されないのを割り引いても見る気が起こりません。
昔は、お風呂の中まで、巨人の試合を聞こうと、防水機能を持ったラジオまで買ったのに、最近は、報知で勝ち負けのチェックのみ。
星野さんが言うように、プロ野球はもっと意識改革しなければいけないと思います。
興奮できる大スターがみんなメジャーにいってしまうのも衰退の原因じゃないのでしょうか。
WBCのときはあんなに興奮するんですからね。 (poket)
●確かに最近は、国内のプロ野球よりもアメリカ大リーグの結果のほうが気になる人も多いと思います。
ただそれも、本場の醍醐味を味わうというより、日本人選手の活躍が気になるだけだから、本当の意味での野球ファンとは言いにくいように感じるのですが…(うみがめ)
○poketさんと同じ地域在住です。6年前に名古屋に来ることで14年ぶりに東海地方に帰ってきたのですが、周囲がドラゴンズファンばかりで、それまで20年ほどやってたドラゴンズファンを休業するようになりました。
そんな私、昭和49年版の「燃えよドラゴンズ!」は大好きです。その理由は、うみがめさんが書いておいでの通り、それまで圧倒的に巨人が強かった中での思いが込められてるからです。作詞作曲した山本正之さんは、音楽やりに東京へ来た俺はくすぶって何してるんだろう、と落ち込んでたところで名古屋の中日のラジオ実況を聴いてあの曲が自然に出てきたそうです。
ま、東海地方では中日の試合が中心なのも、中日主催試合の中継が在名5社のうち3社でしかできないのも、岐阜放送がテレビが中日戦中心でラジオが巨人戦中心(poketさんが聴こうとしたのもコレでしょう)なのも、球団単位で中継権が決まるからですね。プロ野球機構による管理は私も大賛成です。
ところで日本テレビ系って、いわれてるほど弱くなく、私には1局時代の半分はTBS系で半分はNTV系だったと思えます。主要地域では確かに後塵を拝していたようですが、四国なんて全部NTV系ですからね。(かじか)
●特定の人気球団に偏る傾向は関西でも顕著です。(この場合は阪神になりますが)
パリーグの在阪球団が次々淘汰されたのも一因でしょうが、その中で唯一残ったオリックス球団も、最近では地元でも殆んど中継されない状態です。これも球団ごとの放映権管理の弊害と言っていいでしょう。 (うみがめ)
イメージ選挙 (2007.07.12)
皆さんは投票の際に何を参考になさいますか?
特定の支持政党を持たない所謂無党派層である私の場合は、その時々の政治情勢を考慮しながら、政見放送や選挙公報などを参考に投票行動を決めています。
ただその政見放送も、あまり人が観ない時間帯に編成されたり、放送の様式が公選法によって厳しく制限されていたり(カメラ割りまで細かく決められている)で、有権者を強く惹きつけるようになっていないのが現状です。
ただそんな中でも、候補者の中には独特のパフォーマンスで人目を惹こうとする人も散見されます。
所謂泡沫候補に多いのですが、あまり行き過ぎると、2007年の都知事選でもあったように、ネット上にその映像が流出し、結果として選挙の公平性を欠く事になります。とはいえ、こうした事態は公選法でも想定外だったはずで、当の候補者としては有力候補の情報ばかりが大々的に報じられる事態に一石を投じたつもりではなかったのでしょうか。
テレビはどうしても視覚に訴えるメディアですから、人目を惹いた者勝ちのところがあります。
しかし、ただ人目を惹くだけの選挙パフォーマンスもいただけません。
小6の時、後期児童会長選でこんな事がありました。
演説会当日彼は、戦闘服に身を包み、おもちゃのマシンガンを抱えて登場、演台に歩み寄って話した事とは、
「皆さん、私が児童会長候補、6年X組の○野△男です。どうか宜しくお願いします」
これだけ。
大概は選挙公約を並べる所ですが、彼としてはとにかく人目を惹きたかったのでしょう。このパフォーマンスだけで当選したのですから、PTAからは当然睨まれました。
とは言え決して彼はただの目立ちたがり屋ではなく、本来は人望も厚く、責任感の強い人でした。
国政選挙に向けて各党が製作するTVCMは、15秒という限られた時間内ではどうしてもイメージ先行になりがちです。政見放送はさしずめ長尺CMのようなものですが、実際にはここでも他党との比較や、もし公約を果たせなかったらどうするか、といった話は殆んど出てきません。
単なるイメージだけでなく、各党各候補者の公約をよく見比べ、悔いのない投票行動を起こしたいですね。
コメント欄から
○そうですね〜。
知名度って必要だけど、変な知名度ではそちらだけが 目立ってしまい、結局のところマニフェストがおろそかだったり。
何だか色々な人が出ているから、投票する側の目も 養っていかないと・・・って思います。 (さゆり)
●2005年の総選挙の時も、改革推進派[:VS:]造反組という形に単純化され、それで有権者が候補者の本質を見誤った所があります。
有権者ももっと賢くならなければと思います。 (うみがめ)
○今度こそ有権者が賢く選ばなければいけないと思います。
とかく日本人は喉元過ぎれば・・・になって騙されやすいですから。(りひりひ)
●ここ数年、地方レベルでは徐々にではありますが、今までの政治の流れを変えようという動きが起こりつつあります。その流れは本物かどうか…(うみがめ)
○今の選挙ってどうなんでしょうね。
たとえばこの人はっていう人がいて投票したとしても党利党略が優先され、 自分が反対する法案を大した議論もなく強行採決されてしまい、個人ではなく単なる数合わせになってしまうんじゃないでしょうか。 (ぽち)
●確かに、それが政党政治の弊害かもしれません。
まあ、本当は党側もトップダウンで党議拘束をかけるべきではないのでしょうが…(うみがめ)