食べ物談義��
おはぎとぼたもち(2007.09.21)
お彼岸に食べるものと言えば、やはりおはぎでしょう。餅を餡で取り囲んだ、少々重い感じの食べ物ですが、やはりこの時期には外せません。
ところでおはぎと言えば、形状が似ているぼたもちを思い出される方も多いでしょうが、両者の違いは一体どこにあるのでしょうか？
良く言われる「半殺し」（粒餡、又はもち米を半分だけついた）と「皆殺し」（漉し餡、又はもち米を完全についた）の違い、あれは嘘です。
両者の違いは、食べられる時期にあります。
ぼたもちは、赤小豆餡を塗した所が牡丹の花に似ているところから「ぼた（ん）もち」と呼ばれるようになったもので、牡丹の花が咲く春の彼岸に食べるもの、一方のおはぎは別名「はぎのもち」と言い、萩の花が咲く秋の彼岸に食べるものであって、物はぼたもちと同じです。
ところで、ぼたもちと言えばこんな諺を思い出される方も多いことでしょう。
《棚から牡丹餅》
棚の下で寝転んでいたら牡丹餅が落ちてきて、たまたま開いていた口に上手い具合にすとんと入る。思いもかけない幸運が転がり込んでくることのたとえ。略して「たなぼた」とも言う。また「開いた口へ牡丹餅」とも言う。
努力とか勤勉を説くことが多い諺の中にあって、幸運が転がり込むのを期待するという意味の諺は確かに異端です。
でも、我々は無意識のうちに「棚ぼた」を期待しているところがあるようで、何年か前に行われた中学生に対する「好きな諺アンケート」でも、この「棚から牡丹餅」が１位だったといいます。
棚ぼたを期待するより、自分で運を切り開かねばとは思うのですが…
コメント欄から
○ この由来は知ってました。
春秋と分けて使う呼び名に、日本の風情を感じました。
でも、中学生で棚ボタを期待するなんて・・・。 困りますね〜。 （さゆり）
●季節によって言い方を変える、確かにこれは日本人ならではと言えるでしょう。（うみがめ）
○ナナ、な〜るほどナナ。ぼたもちとおはぎ？考えたことすらありませんでした。最近でこそ、食べられるようになりましたが、子供の頃は偏食でだめでした。おまんじゅうも、年を経ておいしく感じられるものなのですね。そんな違いがあったとは！！おどろきです。
これで、恥をかかずにすみそうです。秋にはおはぎというべしですね〜。（ナナ）
●実際、こうした違いが分からずに「ぼたもちは半殺し、おはぎは皆殺し」（あるいは逆だったか？）と認識している人も結構いるようです。（うみがめ）
○こしあんとつぶしあんは、どっちが好きですか？
おいらは、つぶしあん！！
でも、こしあんのおはぎ（季節がらおはぎで）って、ここ何年かで出回った様な気が・・・。（Colour）
●そう言えば、おはぎの変形として、餡餅に青海苔や黄粉を塗したものも出回っています。
漉し餡のおはぎと同じく最近出回り出したものでしょうが… （うみがめ）
○「棚ぼたを期待するより、自分で運を切り開かねば」
言われる通りですね。
棚ぼたも時にはありますが、それは今まで努力したご褒美だと思っています。
人生棚ぼたばかりだとちっとも面白くないですよね。
私の長男が棚ぼたの推薦で大学に行きましたが、高校入学時に「皆勤賞を取る」と宣言してその通りになりましたから、そのご褒美だったのかと思っています。（ハタチュー）
● なるほど、「今までの努力のご褒美が棚ぼた」ですか。
そのように考えれば、ただ棚ぼたをじっと待っているだけが馬鹿馬鹿しく思えるでしょう。（うみがめ）
○棚ぼたをじっと待っている人などいるのでしょうか？
私は人生±ゼロと考えています。
じっと待っているという事は失敗も挫折も無いという事ですね。そんな人に棚ぼた等ある訳ないですよ。
棚ぼたと感じるのは他人であって、当人にとっては当然の事と感じているのではないでしょうか。(私見です) （ハタチュー）
●例えは違いますが、「守株」（しゅしゅ、古いしきたりを守り向上しないこと）という言葉も、兎が切り株にぶつかって来たという幸運がまた巡ってこないかとじっと待っている、という風に解釈できます。
確かにじっと待っているだけでは人生進歩はありませんね。（うみがめ）
○ ４０歳ごろまでは ぼた餅を上品に言うとおはぎ、と思い込んでいました。
その後なにかの本で違うんだと知りましたが すでに忘れていました。
食べる時期により言い方が変わるのでしたね、思い出しました。
私はもち米を半分潰したものに粒アンをまぶした物をぼた餅と称して年中作って食べています。（R)
●つまりＲさんは半殺し状態のものをぼた餅と称している訳ですね。
確かに、実際もち米を完全についた皆殺し状態のものを、私は見た事も、食べた事もありません。（うみがめ）
○「もち米を完全についた皆殺し状態のもの」ならお餅になっていますから あんこをまぶすと「あんころ餅」になるのでは？
半殺しとか皆殺しとか 物騒な言い方ですよね、 よく昔話に出てきますね。（R)
●確かに、物騒な言い方ですが、仰る通り昔話にありがちな表現ですね。（うみがめ）
○私の地元で有名な、朔日餅(赤福)もおはぎでしたが、やはり赤福、中はお持ちに、外は漉し餡でした。
母の作るおはぎは、あんこをもち米でくるみ、恥部餡をその上にくるむやり方で、おいしかったのを覚えています。
黄な粉や、青海苔も作りました。
買ってまで食べないですけどね。（poket）
●ほかにも、黒ごまやずんだ（枝豆の餡）を使った変形もあるそうです。（うみがめ）
○お産の後にも牡丹餅食べると 母乳が良く出るから食べなさい って義母が病室のみんなに配ってたなぁ〜
昔からの言い伝えって色々あるねぇ〜 （かな）
●それは知りませんでした。 高カロリー食品だからでしょうか？ （うみがめ）
月見の供（2007.09.25）
月見の供として団子は欠かせません。
但しこれは日本の話、中国における月見の供と言えばそれは月餅です。
月を模った丸い形は、家族円満の象徴でもあり、古くから縁起物としても食べられてきた月餅、しかし最近では、新しい動きも出ているそうです。
聞いた話では、香港では、各種フルーツを中に練りこんだ月餅が売り出されて人気を集めています。
また、外資系アイスクリーム会社のハーゲンダッツが、月餅に似せたアイスクリームを発売、これも注目を集めています。
更に、月餅は普通天火で焼く物、という常識を覆す、生地を焼かずに蒸した白い月餅も発売されているそうです。
勿論、古くからの伝統を守り通す業者もいて、月餅の販売競争は激化している、ということです。
団子にせよ月餅にせよ、月を愛でながら頂くのも一興ではないかと思います。
えっ、「自分は月見団子より月見酒のほうがいい」ですか？確かにそれも悪くないとは思いますが…
コメント欄から
○そうそう、月餅懐かしいですね〜。
よく中華街に行くと売っていました。
ススキに団子ってお決まりだと思っていましたが 日本でも、どのくらいお月見をやってるかな〜？
我が家も、母が生きている時は、毎年やってましたよ〜。
最近の中国では、ブームによってそんなに変わっているとは・・・。
時代も変われば、餅も月餅アイスになる時代なんですね〜。（さゆり）
●オーソドックスな月餅は、ハスの実の餡に、あひるの卵黄が入っているそうですが、近頃は、消費者のニーズに合わせて、チョコ味やマンゴー味など、さまざまにアレンジされているそうです。 （うみがめ）
○ 月餅って熊本（だっけ？）の 結構有名なお菓子にもありますよね。
中はアンコで１人で１コ食べると結構重い・・
半分で充分、って感じのお饅頭（ですよね？）デス。（バンビ）
●そうそう、月餅は想像以上にかなりカロリー価が高いんですよね。
あれ１個食べればそれだけでお腹いっぱいになってしまう感じです。 （うみがめ）
○月見の夜に １０円饅頭買って食べてました(^^ゞ （かな）
●一個10円の饅頭ですか、それも悪くないとは思いますよ。 月を愛でながら頂くものは、何も団子や月餅に限りませんからね。 （うみがめ）
土佐の食文化 （2007.10.03）
10月３日は、数字の語呂合わせから「土佐の日」というのだそうです。
そこで今回は、土佐の食文化を代表するものを紹介しましょう。
火あぶりの為によく使われるのは麦藁で、藁焼きのたたきは香ばしい香りが好まれます。皮を先に焼くときれいに焼きあがるそうです。氷水で冷やすことで身が引き締まるのですが、焼いた後冷やさずに頂く場合もあるそうです。
薬味としては、ネギ・ニンニク・大葉・木の芽・みょうが・新玉ねぎなどを刻んだものや、おろし生姜あるいは青唐辛子の輪切りなどが使われます。
タレは、三杯酢、土佐酢、柑橘類・柚の酢の汁を使う醤油タレ、生姜醤油など地域によっても異なるようです。 たたきにする食材には他にもウツボや牛肉がありますが、ウツボも土佐の近海で捕れる魚、牛も所謂ブランド牛ではないが「土佐赤牛」が有名です。
いや、高知に限らず三陸海岸、安房沖、遠州灘、紀州灘、山口から九州北部にかけてなど捕鯨が盛んだった地域では、江戸時代から鯨肉が常食でした。
だからでしょうか、高知ではかつて、すき焼きと言えば専ら鯨肉が使われていたといいます。
また、函館には鯨カツバーガーをレギュラーメニューとして提供している店があるそうですが、高知でも一時期、地域活性化の目的で、１日500食限定で鯨カツバーガーを提供した商店街がありました。
こうした鯨を巡る食文化が、反捕鯨国のエゴによって失われつつあるのは残念な事です。
ポンカン・文旦・小夏・柚子などの柑橘類やヤマモモ、そして新高梨が美味しいです。
小夏といえば、中の袋の回りのわたごと食べるという食べ方は独特で、県外観光客向けにわざわざ食べ方を説明するパンフレットが封入されているほどです。
コメント欄から
○おいら、最後の晩餐で何を食べたいか と聞かれたら、鯨を一頭食べたい と迷わず言いますね。
刺身でも、揚げ物でも、煮ても食べられる 鯨を自由に食べられるようになって欲しいです。
さらし鯨とか、鯨のベーコンで一杯はたまらないですよ！！（Colour）
●鯨は、単に肉をとるだけでなく、油脂は燃料にされたり、体液は香水になったりと、一頭丸ごと資源になります。歯やヒゲも資源になるそうです。（うみがめ）
○江戸からくり人形の動力は鯨の筋ですね。 軟式テニスの高級なガットも鯨筋ですね。（Colour）
●それは知りませんでした。（うみがめ）
○ 小さい頃は学校の給食で鯨を食べました。
また食べたいです。（戌年男）
●やはり学校給食で鯨を食べた記憶のある方は多いようですね。 （うみがめ）
○ 鯨の竜田揚げーーヾ(≧▽≦)ノ
なっつかしぃ〜〜！！ よく給食に出てましたよ〜！！
・・なんてゆーと 昭和○○年代だなってバレバレ・・？(^▽^;)
それにしても鯨の竜田揚げって おいしかったですよねぇーー！
大好きでした、ハイ(^-^)/ （バンビ）
●あとほかには「鯨のノルウェー風煮」という料理が出たこともありました。
実際ノルウェーにそんな料理があるかどうかは知りませんが…（うみがめ）
○主人の父母の実家、高知に初めて行った時に食べた鰹のたたきのおいしさはもう格別でした〜♪おいしかった〜
やっぱ、違うな〜って
おいしいものたくさんあるんですね〜 （ひらり）
●家庭ではコンロの火で焼くことが多いけど、本場では藁焼きにするからいおいしさも格別ではないかと思います。（うみがめ）
○う、う、うつぼ〜〜〜！？
きゃぁ〜！私、だいっ嫌い〜〜〜！
あれが海にいると想像しただけで・・・。
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ！
しかも、食べる〜〜〜！？えぇぇぇぇぇ！？ （さゆり）
● まあ、確かに見た目はグロテスクですが、白身で淡白な味が地元では好評なんです。 （うみがめ）
○かつおのたたきは、若い頃から居酒屋でかならず頼む定番メニューです。
あ〜熱燗がほしい〜！！（ぐり）
●酒のあてと言えば、鰹の内臓の塩辛・酒盗（しゅとう）やウルメイワシの稚魚・ドロメ、あるいは穴子の稚魚・ノレソレなどもあり、いずれも珍味として好まれています。（うみがめ）
○本当に詳しいですね！！
元は漁師さんか、魚屋さんでしょうか？！
鰹の塩辛ですか？初めて聞きます。 おいしそうですね！！ （ぐり）
● いえ、私の知り合いには漁師も魚屋もおりません。
ただ、土佐料理の店ではよく見かけるメニューということで紹介したのです。（うみがめ）
○高知っつったら、果物は文旦じゃな〜い？
ここ千葉では、「新高梨」は、あまり見ない珍しい梨の種類らしい。
梨屋さんですすめられたが、高知育ちのアタシには、あまり珍しくない種類であ〜る。（みわたろう）
●確かに、全国的には梨といえば二十世紀が有名で、新高梨はなじみが薄いかもしれません。（うみがめ）
○コメント読んでいたら『カツオ』食べたくなりました
マグロの高い今、カツオがもっとメジャ−になったらと思うのですが・・・
１０月３日は、いつからか『道産の日』だと その日にやっていました
なんでも、北海道の各地域で取れたもので太巻きにするんだそうです
なんだかコジツケにも見えましたが・・・（けんちゃん）
●道産の日ですか、確かにそんなこじつけもできますね。
実際土佐の日というのもこじつけと言われればそれまでですが… （うみがめ）
日本人とワイン（2007.11.14）
ボジョレー・ヌーボーの解禁日を控えると、各地の酒販店では「お求めは是非当店で」との呼び込みが激しくなっています。
この新酒、日本ではバブル期に最初のブームが起こったことから、１本２〜３千円で売られるのが相場となっていますが、現地価格はその数分の１と比較的安価です。
さてそもそも、我が国ではいつ頃からワインの飲用が一般的になったのでしょうか？
実は縄文時代中期には、既にぶどう果汁を発酵させた飲料がつくられ飲用に供されていた、とも言われています。
しかし本格的に生産されるようになるのは、文明開化を受けて洋風文化を積極的に摂取するようになった明治時代以降のことです。
ただ当初は、ワインの酸味や渋味が全く受け入れられず、長らく蜂蜜など糖分を加えてこれらを緩和させた甘口ワインが主流でした。「赤玉ポートワイン」や「ハチブドー酒」といった銘柄を懐かしく思い出す方も多いことでしょう。
ハチブランドは、1881（Ｍ14）年発売の「蜂印香竄（こうざん）葡萄酒」がその原点で、その後1927（Ｓ２）年には「蜂ブドー酒」、更に1958（Ｓ33）年には当用漢字制限により「ハチブドー酒」と名称変更しています。
一方赤玉ブランドは、1907（Ｍ40）年の発売で、ポルトガル原産のワイン以外「ポートワイン」と名乗れなくなった1973（Ｓ48）年以降は「赤玉スイートワイン」と名称変更、今も親しまれています。
1970〜80年代には、我が国でも本格的なワインに対する認知度が高まります。
この頃サントリーでは「金曜日にはワインを買って」というキャッチコピーで、本格ワインの消費拡大を狙います。
またメルシャンでは、日本でも人気の高いポール・モーリアにＣＭ曲を依頼、本人出演のＣＭも作られ話題となりました。
丁度この頃、我が家では北海道池田町にある十勝ワインの工場を見学、併設するレストラン（町営だったが、2008年からは民間委譲）で十勝牛のステーキセットを頂く機会に恵まれました。
勿論両親は食事とともにワインを頂きましたが、、当時未成年だった兄と私はぶどうジュースを頂きました。
サントリーは山梨県甲斐市と長野県塩尻市に、ハチブランドの合同酒精は茨城県牛久市に、メルシャンは山梨県甲州市（勝沼町）、サントネージュブランドのアサヒビールは山梨県山梨市、マンズブランドのキッコーマンは長野県小諸市と山梨県甲州市、といった具合です。
ただどうしても、我が国におけるワイン生産の原点である山梨県に集中する傾向にあるようです。
そんな中、ポレールブランドのサッポロビールは山梨県甲州市のほか、岡山県赤磐市にワイナリーを設けており、これが大手酒造メーカー唯一の西日本のワイナリーになります。
ポレールとはフランス語の北極星、サッポロのマークに使われているあの星のことです。サッポロの勝沼ワイナリーが生産を開始したのは1976（Ｓ51）年のことでした。
岡山はピオーネやマスカットなどのぶどう生産でも有名ですが、サッポロが彼の地でワイン造りを始めたのは1985（Ｓ60）年と、高々20年ちょっとにすぎません。
しかし、ぶどう園では70種に及ぶぶどうを栽培しており、着実に地域に根差しているようでした。
館内では試飲もできるほか、ワインとともにジンギスカンやバーベキューが楽しめるワイナリーガーデンも併設しています。
温暖化自体は決して歓迎できませんが、これによって世界のワイン地図も大きく塗り変わることになれば、それは面白いことでしょう。
コメント欄から
○ワインはどうしても悪酔いするので 苦手なのですが・・・
山梨のワイナリーは 何度か行きました。
最近は国産ワインも 美味しい物が出回っていますよね。（さっこ）
●ワインで悪酔いですか、それはきっと体質的に受け付けないからでしょう。
確かに最近は、国産と言えども決して本場フランスに勝るとも劣らないワインが出てきていますね。（うみがめ）
○「今日は何の日？ワインの日！」 なんてコマーシャルがありましたね！
ワインは、価格ではないと思うので、チリ産やカリフォルニア産でも、おいしいものはたくさんあります。
大型酒店で1000円前後のワインでも、充分おいしいものがありますよ！
ボジョレー・ヌーボーは、美味しいとは思いませんが・・・・。（Colour）
●確かに、バブル期には成田空港まで出向いてまでボジョレー・ヌーボーにいち早くありつきたいという人もいましたが、愚の骨頂だと思いました。
仰る通り、酒は値段でよりも味で選びたいですね。（うみがめ）
○「当用漢字制限により『ハチブドー酒』・・・」
漢字が使えなくなったとは、知りませんでした。
ニッカ弘前で出している、アップルワインやリンゴのスパークリングワイン。
これらは記事にあるぶどうによるワインとは、一線を画すのでしょうかね？ （liuring）
●確かに蜂という字は、字面だけだとそんなに難しくは感じないのですが、当時の文部省にはそれが通じなかったのでしょう。
御指摘の通り、ニッカウヰスキーの弘前工場ではりんご原料の果実酒が生産されています。何より、ニッカ（日果＝大日本果汁の略）の原点はここにあると言っていいでしょう。 （うみがめ）
○厳密に話をすると難しくなりますが、ワインとは簡単に言うと果物を原料にした醸造酒のことです。
ブドウが一番有名なのでワイン＝ブドウと考えられがちですが、モモでもリンゴでも果物ならば全てワインになります。
製法その他の分類により当てはまらないものもありますが、一般にはそう考えてよいと思います。
同様に、果物を原料にした蒸留酒がブランデーになります。
これもブドウが原料と思われている方が多いと思いますが、世界にはいろんな果物のブランデーが存在ます。
ブドウ以外を原料にした場合は、フルーツブランデーと総称されて、 りんごで造るとアップルジャック、さくらんぼで造るとキルシュワッサーなどとブランデー以外の名称で呼ばれることが多くなります。
りんごで作ったスパークリングワインはシードルと呼ばれます。
フランスやイタリヤなどでは、ブドウで作るワインが有名で、醸造所もたくさんあったので、そう呼ぶのでしょう。
また、貴族に愛された飲み物として、ブドウのワインは一目置かれるようになったのでしょう。 （Colour）
●補足有難うございます。
補足ついでに、リンゴのスパークリングワインの呼び名であるシードルの英語読みがサイダー、日本でいう無着色炭酸飲料（三ツ矢サイダーなど）は当て違いの言葉となります。
高知辺りには特産のヤマモモを原料にしたワインもありますよ。（うみがめ）
○す・すごい・・！！みなさん詳しいですね＞＜
ワインはさっぱりわかりませんが・・ 赤・白とも大好きです♪♪
リーズナブルでも美味しいワインもたくさんありますね＾＾
芋焼酎が好物のまちゃみでした＞ｖ＜（まちゃみ）
●一般に肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインが合うと言われますが、最近は特に拘らずに飲まれる方も多いようです。（うみがめ）
○ワイン好きですね〜。
勝沼の『ワインの丘』というところへ行き その年の出来たワインの出来を試飲できるんです。
しかも、種類が豊富で、自分の好みのワインを選べるんです。
地下に２万本もあり、専用試飲容器タートヴァンを買い入ります。
赤なら赤がまとまってあり、ロゼ、白とコーナーが分けられ 好きなワインのお持帰りができます。
国産ワインもこんなにシャレた場所なら、自分の好みのワインを選べるし、 食事や温泉施設も付いているし、ブドウも買って帰れます。
好きな人にはたまりませんよ〜！（さゆり）
●そんな施設があるのですね。 これはワイン好きにはこたえられないでしょう。 （うみがめ）
○でも今、本場フランスでは多くのワインを水に流し ブドウ畑は潰して、他の栽培に切り換えているようです。
美味しくて安いワインを求める人が増えたからです。
寂しいお話ですね。（さゆり）
●確かに美味くて安いに越したことはありませんが、そのあおりでぶどう畑が潰され、ワインが捨てられているのは勿体無いことだと思います。（うみがめ）
○実はそのボジョレ・ヌーボ解禁の祝いのパーティに 誘われていたのですが、剣道優先ですのでお断りしました(T_T)
それに、私は「ワイン」という感じのおしゃれな輩ではないので〜(T_T)
(＾▽＾) ハッハッハ〜（西風）
●日本ではどうしてもワインというとどこか気取ったイメージがありますが、欧州では、それこそ我が国における日本酒と同じく日常的に飲まれ料理の隠し味にも使われているもの、あまり堅苦しく考えないほうがいいかもしれません。 （うみがめ）
ノンアルコール・スパークリングワイン（2007.12.25）
（上記記事に関連して）
ポートワイン同様、現在は産地表示を厳密にする事となっているのがシャンパンです。我が国ではどうしても、シャンパンと言えばスパークリング（発泡性）ワインの代名詞とされがちですが、本来はフランス・シャンパーニュ地方原産の発泡性ワインに対する呼び名です。
かつてはワイン風味の炭酸飲料（ノンアルコール）に対してもソフトシャンパンという呼び名がついていたのですが、1966年にフランス大使館がシャンパーニュ産のワイン以外にシャンパンの名称を使わないよう申し入れ、それを受けて73年にはそれまでのソフトシャンパンは「シャンメリー」と名称変更されました。
シャンメリーは、シャンパンのシャンとメリークリスマスのメリーの合成造語で、このことからもこの飲み物がが古くから我が国のクリスマスパーティーには欠かせないものだった事が解ります。
この名称、実は全国シャンメリー協同組合が商標登録しており、そのために組合の許可なしにシャンメリーを名乗る事はできません。組合に加盟しているのは中小の飲料メーカーが中心ですが、これはラムネと同様に中小企業事業分野調整法によって、その生産には中小企業が当たる事と定められているからです。
我が家でも、クリスマスイブには必ずこれが食卓に並んでいたものでした。
いや、実際には年が明けて早々に兄の誕生日もあるから、その分もまとめて購入する事が多かったように思います。
シャンメリーと聞くと、どうしても本当のシャンパンが飲めない子供向けと思われがちですが、最近では舌の肥えた大人の味覚にも耐え得る物も出回っているそうです。
コメント欄から
○ シャンメリーってありましたね〜！
懐かしいですよ。
ワイン好きの我が家は、よく置いてありましたよ。
飲みやすくて、寝酒ワインによかったみたいです。
あ、寝酒ワインは、ポートワインの方ですよ。 念のため。（さゆり）
●寝酒にポートワインですか、やはり独特の甘口が心地よい眠りを誘った訳ですね。
シャンメリーの記憶はやはり子供の頃でしょうか？（うみがめ）
○わたしは「おたるワイン」にはまっています。先日「初しぼりナイアガラ」という種類を飲みました。
比較的甘めで飲みやすく、黙っていたら１本空けてしまうんじゃないか、と思った次第です。値段も１０００円以内で手頃です。近所のスーパーではたしか９８０円で買えました。
ホームページでは１０００円以上の表記になっています。（消費税込みと思われる）（北国の人）
●北海道でワインの産地といえば「十勝ワイン」の池田町、ニッカウヰスキー発祥の地・余市町が有名ですが、最近は小樽でも生産が盛んになったようですね。これは私も知りませんでした。 （うみがめ）