食べ物談義��
受けなかったのなんでだろう…(2007.07.14)
さゆりさんの「韓国のわかめスープ♪」（元記事リンク切れ）の関連記事（以下引用）
韓国ドラマを見ていると、わかめスープがお誕生日に食べられます。この話を読んだ私は、「韓国」「海草」からの連想で、別な話を思い出しました。それに、すごい感激して食べているシーンも。
なぜかなぁ〜って思っていました。
すると韓国では、養殖によって安定するまで、わかめはとても 貴重なもので、普段から口に出来ないものだったそうです。
そのため、韓国の人達にとっては、わかめは「出産」「誕生日」 などを意味する「特別な日の料理」になったらしいのです。
それでなんですね。
色々なシーンで、「今日はわかめスープ作らなきゃ！」とか 黙って出されて、感動に涙流して食べていたり、 優しさのたくさん詰まったスープだったからですね〜！
皆さんは、お誕生日にはどんなものが出ましたか？
私は、手巻き寿司だったかな？好きなものを巻いて食べてました♪
一時期「なんでだろう〜」のギャグで一世を風糜したお笑いコンビ「テツ＆トモ」が、韓国でお笑いライブを演じた時のエピソードです。
彼等は、その持ちネタを自ら韓国語に翻訳して、熱演したのですが、中で一つだけ全く受けなかったのがありました。
そのネタとは、
海の中を漂う昆布からダシが出ないのなんでだろう〜
でも、このネタが韓国で受けなかったのなんでだろう〜
それは日本と韓国の食習慣の違いからでした。
韓国では、昆布からダシを取るという習慣がありません。だから「昆布からダシが…」と言われてもピンと来ない訳です。
コメント欄から
○そうか〜韓国には昆布だしがないのですね。
ワカメの話といい、もっと頻繁に利用されているのかと思いました。（poket）
●これは恐らく、昆布をそのまま調理して食べる習慣はあっても、そこからダシを取ることはない、ということなのでしょう。（うみがめ）
○なるほど〜〜〜♪
そんな話がありましたねー！納得です！
うみがめさん、トラックバックありがとう！
さらにこんなに話が進展していたなんて…。
あ〜、笑えました〜(^◇^)（さゆり）
●さゆりさんのログを読んでいて、偶然テツトモコンビの韓国公演でのエピソードを思い出し、ＴＢ記事にしました。
元記事からは大分かけ離れた話題になりましたが、楽しんでもらえてよかったです。 （うみがめ）
○そんなことがあったんですね。
テツ＆トモは私は大好きです。
歌唱力もありますね。
わかめの話は知りませんでした。 （防人）
●聞いた話では、テツトモコンビは元々歌手志願で、芸能事務所へもそのつもりで売り込んでいたそうです。
しかし、どこでどう道を誤ったか、お笑い芸人として世に出ました。とはいえ、歌を取り入れたネタが受けて、歌手として紅白歌合戦にも出ましたから、その意味では当初の目的は達成できたと思います。（うみがめ）
○ 風習って面白いですね。
わかめスープがそんな意味合いで食べられているなんて思わなかったです。 （かな）
●私も、韓国ではワカメスープは特別な料理だったとは知りませんでした。
ブログをやっていると、色々と勉強になりますね。（うみがめ）
ビール雑感・歴史編(2007.07.05)
今回はビールに関して思う所を。
我が国のビール業界は、大手４社の寡占状態となっていますが、これは酒税法によって定められた最低製造数量基準を満たしていない業者は製造販売ができないからです。
そもそも、我が国でビール製造が大々的に行われるようになったのは1869（Ｍ２）年、横浜の外国人居留地でのことでした。その名はジャパン・ブルワリー、現在のキリンビールの前身にあたります。
1876（Ｍ９）年には北海道で官営ビール事業として北海道開拓使札幌麦酒醸造所が開業、今のサッポロビールの原点です。
1885（Ｍ18）年、ジャパンブルワリーは三菱財閥に買収、翌年には札幌麦酒醸造所も民間（大倉財閥）に払い下げられます。
更に1877（Ｍ10）年には「エビス」ブランドの日本麦酒（三井系）、1889（Ｍ22）年には「アサヒ」ブランドの大阪麦酒（住友系）が相次ぎ設立されます。
明治年間には、これら以外にも中小のビールメーカーが乱立していましたが、1901（Ｍ34）年にビールにも税金が課せられるようになると、中小メーカーの多くは最低製造数量基準を満たせずに倒産、または大手に吸収されていきました。
そんな中、1906（Ｍ39）年には札幌・日本・大阪の３社が合併、大日本麦酒となります。翌年にはジャパンブルワリーを引き継ぐ形で麒麟麦酒が設立されます。
大日本麦酒では、北海道・東北で「サッポロ」、関東・中部で「エビス」、関西以西では「アサヒ」と地域ごとにブランドを分ける戦略を取っていたそうです。同社は三井財閥の影響下にあり、各地の中小メーカーを次々買収、一時７割を越すシェアを誇っていたといいます。
第二次大戦後の1949（Ｓ24）年、過度経済力集中排除法によって大日本麦酒は朝日麦酒（アサヒビール）と日本麦酒（現・サッポロビール）に分割されました。
それに乗じてシェアを伸ばしてきたのがキリンです。
よくキリンは「漁夫の利的勝利を収めた」と言われますが、実は大日本の分割だけが同社の躍進につながったわけではありません。
それは、我が国の産業構造の変化にも関係しています。
大日本は前述の通り三井系、三井と言えば戦前我が国の産業を支えていた繊維産業で知られています。
因みに三井は、分割後のサッポロのバックについています。
一方キリンは三菱系、三菱と言えば今日我が国の産業を支える重化学工業に強みを持っています。
また、アサヒは元々住友系、ここも重化学工業が強みです。
つまり、三井系のサッポロが徐々に弱体化、逆に三菱系のキリンが徐々にシェアを伸ばしたのはそうした事情もあったのです。
その一方で、戦後新規参入を目論んだ企業も現れます。
1957（Ｓ32）年、宝酒造がビール業界に進出しますが、わずか10年で撤退しました。一方1963（Ｓ38）年にはサントリーが進出、同社は昭和初期にも一時ビール業界に進出したことがあり、これが２度目でした。
以来我が国では、キリン・アサヒ・サッポロ・サントリーの寡占状態が続きました。
沖縄にオリオンという地ビールメーカーはありましたが、本土では４社が強大なバリアを張っており、なかなか新規参入を認めようとしませんでした。
しかし1994（Ｈ６）年、酒税法が改正されて最低製造数量基準が緩和されると、各地に雪崩を打ったように地ビールメーカーが誕生します。輸入ビールも今時は珍しくなくなりました。
とはいえ、オリオンを含めた５社の寡占状態は今なお続き、地ビール全体のシェアは１％にもなりません。
ただ消費者にとって選択の幅が広がったのは結構な事、地ビールや輸入ビールがもっと飲まれるようになったらいいなあと思います。
コメント欄から
○ 地ビールは、規制緩和のおかげで飲めるようになったのですよね。
そうであれば、 少なくともビールについては、規制緩和の良い面が出ているんでしょうね。
ただし、シェアーの点ではまだまだ寡占状態が続いていますね。
めったに飲む機会がないのですが、 以前、手に入れた地ビールを飲んだのですが、独特の味でしたね。 個性が出ているのでしょう。（戌年男）
●まあ、ビール業界と産業構造の関係については、高校時代の歴史教師の受け売りですがね。
ただ、地ビール業者の中には、経営難で廃業する所も少なくないようです。（うみがめ）
○地ビール業界も熾烈な競争にはなかなか勝てないようですね。 残念です。（戌年男）
●まあ、我が国では大手が流通の各段階で深く関わっており、その点でも新規参入は極めて困難ですね。（うみがめ）
○以前、ＪＲ東海系のキオスクがオリオンを仕入れることになったため、東京だと東京駅でだけオリオンが手に入った時期がありました。判官びいきの私は時々買ってましたよ。
アサヒが近年キリンを抜いてた（←過去形）のは、うみがめさんの記述からすると大変なことだったんですね。
昔も今も独立系でしか仕事したことのない私、財閥系列は覚えようとしてもどうしても頭に入りません。東芝と日経が三井系なことだけは分かりますが。（かじか）
●実はアサヒは分割直後はトップシェアだったそうです。（うみがめ）
ビール雑感・地域編（2007.07.06）
（上記記事に関連して）
大手ビール各社にも、地域によって得手不得手があるようです。
大日本麦酒分割後に発足した２社のうち、アサヒビールは元々西日本に強固な基盤を持っていた事から、分割から数年はトップシェアを誇っていたといいます。しかし、当時東日本では殆んど無名に近く、また後にサントリーがビール事業に再参入した際には関西の卸問屋を二分するほどの争いとなり、結果シェアは徐々に落ち込んでいきました。その起死回生の起爆剤となったのが昭和62年発売の「スーパードライ」です。そのヒットにより10年後、遂にトップシェアに返り咲きました。現在もキリンとの２強対決を繰り広げていますが、やはり西高東低の傾向はあるようです。
一方日本麦酒は、大日本からサッポロ・エビスの商標権を引き継いだものの、当初は心機一転のためか「ニッポンビール」のブランドを使っていました。しかし、全く知名度のないブランドで勝負に出たのが裏目に出て、苦戦を強いられます。
そこで、昔馴染みのブランド復活に望みをつなぎます。
昭和31年にまず北海道で、翌年には全国でサッポロブランドが復活（西日本では初お目見え）、同46年には高級ブランドとしてエビスも復活しました。この間、社名もサッポロビールに変更しています。
とはいえ、こうした歴史的経緯から、今でも古い酒屋の看板には「ニッポン」と書いた上から「サッポロ」と書き直しているものを見かけます。母の実家の酒屋もその一つです。
サッポロビールは伝統的に北海道に強く、今でも道内の飲食店では単に「ビール」と言うとサッポロが出てくると言います。他社の北海道進出が遅かった（キリン・アサヒは昭和40年代、サントリーは同50年代）ことも影響しているようです。
これに対しキリンビールは、主として東日本が強みと言っていいでしょう。しかし、西日本でもキリンが伝統的に強い地域があるのです。
上記の記事で、「キリンは三菱系の会社」と書きましたが、その三菱グループ創設者・岩崎弥太郎の故郷・高知がそれに当たります。
とりわけ主力商品「キリンラガー」の切れのある味が高知の酒好きの嗜好には合っているのでしょう、地元限定のキャッチコピー「たっすいがはいかん」（土佐弁で「生ぬるいのは駄目」の意）を特別に制定しているほどです。
昔ながらの加熱処理を施した「クラシックラガー」も、元々は高知のファンのたっての希望で売り出されたものだそうです。
高知のお隣り愛媛と言えば、住友系のアサヒビールの工場があり（因みに四国向けにキリンビールを出荷する工場は岡山にある）、しかもその住友グループの原点・別子銅山のあったところ、今日のキリンとアサヒの２強対決の縮図が四国にあったとは意外でしょう！
コメント欄から
○ 居酒屋でも、最近は銘柄を聞かれます。
昔は、キリンラガーばっかりでしたが、やはり、スーパードライが強いですね。私はサントリーモルツが好きですが。（poket）
●かつての飲食店は、特定の銘柄しか置いてないような感じでした。「ビールなんてどこも同じ」という消費者が多かったせいもあったようです。
今時は消費者も舌が肥えており、「ビールは○○に限る」という人も増えたせいか、複数の銘柄を置くようになってきています。(うみがめ)
○今でこそ、ドライやモルツで、各社得意分野でにぎわってますが・・。
アサヒのZやサントリーの純生、サッポロのラガーなど、いまは飲むことのできないビールもありますね。
醸造をすこしかじると、新しいビールは必ず飲んでます。
発泡酒なども出てきて、裾野が広がってますが、消費者はおいしくて安いのがいいですね！（Colour）
● あと、一時期は各社とも容器に凝っていたこともありました。
中身では変わり映えしないから、せめて入れ物で人目を惹こうという戦略だったようですが、それも今は昔です。（うみがめ）
○ スーパードライは喉越しの爽快感が受けて大ヒットしましたが、発泡酒や第３のビールにその役割が移って、最近は苦戦しているようですね＾＾ ちょっとこれからが心配です。
私はサントリーのプレミアムモルツが大手メーカーの中で一番おいしいと思います。poketさんが書かれていますが、サントリーのビールは以前に比べ格段に味がよくなっていますね。（ポン太）
●確かに、日常的に酒を飲む人が酒代を節約しようと思えば、より価格の安い発泡酒や所謂「第三のビール」にシフトしていくのも止むを得ませんが、酒自体たまにしか飲まない私としては、そうした紛い物には余り食指が伸びませんね。 （うみがめ）
レトルトカレーの進化（2007.08.08）
夏場、食欲増進と代謝亢進の為にカレー料理が食卓に並ぶ機会も多いことでしょう。
そんなカレー製品の中でも特にレトルトカレーはいつでもどこでも手軽に食べられ、しかも長期保存に耐え得るのが最大のメリットですね。
そもそもレトルトパウチと言う保存技術は、1950年代のアメリカで、軍用携帯食のために研究開発されました。それまでの缶詰では重くてかさばる為に、急速にとって代わられました。
その後アポロ計画で宇宙食に採用されたことで、一般家庭用にも売り出そうと試みられたのですが、当時既に大型の冷凍冷蔵庫が普及しており、冷凍食品が多く出回っていたことから、アメリカでは全く売れませんでした。
しかし、これに日本のメーカーが目をつけます。
元は大阪の小さな香辛料メーカーだった「シービーシー食品」が1964（Ｓ39）年に大塚化学に買収されました。
今の大塚食品です。
同社は常々、「よそと同じような商品では勝ち目がない」と考えていました。カレー市場は今以上に熾烈なシェア争いが繰り広げられていたのです。
そんな折、レトルト技術を紹介する雑誌記事が目に止まり、「これを調理済カレーの保存と結びつければ、画期的な商品となる」とひらめいたそうです。
しかし当時は、食材の包装材も高圧殺菌釜もまだ導入されていませんでした。
幸い、大塚グループには点滴液の殺菌技術があり、これを応用して自ら釜を作り上げました。
試行錯誤の末、1968（Ｓ43）年２月、世界初の民生用レトルト食品として「ボンカレー」が関西地域限定で売り出されました。
「ボン（bon）」とはフランス語の「良い」、正に「美味しいカレーがいつでもどこでも食べられる」ことをアピールするネーミングとなりました。
とはいえ、発売当初の袋はポリエチレンとポリエステルの２層構造、しかも半透明だったことから、光と酸素によってすぐ変質してしまうのが難点でした。
そこで、間にアルミ箔をはさむ３層構造とすることで、光と酸素を遮断することに成功、賞味期限もそれまでの３か月から２年に伸びました。
輸送に際して袋が破損するリスクもこれで解消されました。
こうした改良を施されたボンカレーは、翌年の５月に待望の全国発売となりました。
実はこの時期に、私も一度食べた事があるのですが、甘口と言えども、子供の口にはスパイシーに感じたのを覚えています。
無理もありません。普段家で食べるカレーは子供向けのまろやかな「バーモントカレー」が中心でしたから…
やがて、他社から競合商品が登場します。
70年には名古屋の香辛料メーカー・オリエンタルから「スナックカレー」が発売、「ハヤシもあるでよ」のキャッチコピーと共にご記憶の方も多いことでしょう。
翌71年には、業界最大手・ハウス食品から「ククレカレー」が発売、「クックレス」からのネーミングで調理済みである事を強調していました。
一方、業界二番手のエスビー食品は、レトルトカレーには当初消極的でした。缶詰の「サンバード（Sun Bird）カレー」（ＳＢのネーミングはここから来た）をレトルト登場以前から手掛けていた影響もあるのでしょう。
そんなレトルトカレーも今では、味や具材のバリエーションも豊富となり、どこの家庭にも常備されるようになりました。
その食べ方も、単に湯煎で３分という従来からの食べ方だけでなく、電子レンジで加熱したり、鍋にあけて直接加熱したりしてより短時間で調理する方法も登場しています。
私の親など、好みの具材を軽く炒めた上にレトルトカレーを混ぜて食べることをよくしていました。
また、レンジ調理と言う事で言えば、最近は袋のままレンジ加熱が出来る商品も登場していますね。
こんな風に、レトルトカレーも時代と共に進化しています。
コメント欄から
○今では当然のように食していますが。
そのような大変な歴史があるのですね。（NON)
●大変だったと言えば、今でも旧家の軒下でたまに見かけるボンカレーの琺瑯看板、あれも大塚の社員が自らつけて回っていたと言います。
レトルトカレー普及には、想像以上の苦労があったのですね。（うみがめ）
○今では、子供用のカレーを作ってから大人のカレーを作るので、辛いのを食べたいときは、便利ですね！
夏になると、ちょっと辛いカレーを食べて、ビールを流し込む・・・。
作るのには、暑いのですが・・・。（Colour)
●なるほど、そうやって作れば辛味の調整がしやすいですね。
辛口のカレーで十分に発汗、これが夏場にはたまりませんね。（うみがめ）
○懐かしい名前がかなりありました。
今では、どこそこのホテルのカレーとか、銀座なんとかのカレーなんてのもレトルトでたくさん出てますよね〜！
あと、肉にこだわった物もあって、骨つきチキンが丸ごと入っていたり、熊肉とか、怪しい肉も使われて表紙だけ可愛かったり…。
でも暑い夏だからこそ、スパイスのきいたカレーが体にカツを入れてくれますよね〜。
あ〜、カレー食べたくなってきた！（さゆり）
●熊肉ならまだいいほうで、我が国に初めてカレー料理がもたらされた時のレシピ本には、「肉は、牛肉・豚肉・鶏肉の他蛙肉でもよい」と書いてあったと言います。
当時牛肉がまだ高価だった事を考えれば頷けますが、今時カエルカレーなんて想像できますか？（うみがめ）
○え〜、カエル？？？ワニよりもいいよ〜！
神戸で、ワニ肉を食べさせられるところだった。
ウサギとか、イノシシとか、日本古来から食べてきたものならともかく、ワニですよ！ワニ！！！
怖かった〜。（さゆり）
●そう言われればそうですね。
およそ動物の肉の中で食用にならないものなどない、と言われますが…（うみがめ）
○あ！そう言えば！思い出した！
あの懐かしいドラマ！なんだっけ？？？
サバカレー！
ほら、野球の・・・ん〜、なんだっけ？？？
うみがめさんなら、わかりそう〜！
あれを見て、サバカレーって美味しそうだなぁ〜って思えたんです。（さゆり）
●ドラマについてはわかりませんが、サバの他にもマグロを使ったカレーも結構いけると思いますよ。（うみがめ）
○そうめんをからめて食べるには…
レトルトカレーが一番！！
作ったカレーより絶対に美味しい。（青ぷりも）
●カレーそうめんとは初耳ですね。
カレーに合う麺類と言えば、うどん・ラーメン・スパゲティのいずれかというのが通り相場ですから…（うみがめ）
○ナナ、な〜るほど。
レトルトの各社の名前の由来までは知りませんでした。
ボンカレーは子供心に鮮烈な印象でしたね。
おいしかったと記憶しています。
今はわが家でも圧力鍋で、よりおいしくカレーを作ることが出来ますが。（ナナ）
●ボンカレーについて、現在の主力商品はスパイスとフルーツを配合し、よりマイルドに仕立てた「ボンカレーゴールド」となっており、昔ながらのパッケージのものは沖縄限定となっています。
オリジナルのスパイシーな食感は沖縄の土地柄にマッチしているからだと思われます。（うみがめ）
○懐かしいですね。
ボンカレーは記事によると岐阜に出回っていたのは全国版になってからなんですね。
母が、家族分を買ってきて試食したのを覚えています。
家族分だと高くつきますが今ではレトルトカレーは簡単に食事ができるメニューの定番ですね。
当時の企画担当の方たちの発想がいいと感じます。（防人）
●店で食べるそばが１杯50〜60円の時代に、ボンカレーは１箱80円、確かに高くつくものでしたが、それでも発売から５年で１億食を売ったというからすごいです。（うみがめ）
○子供の頃の忘れかけてた懐かしい味の思い出！（笑）
確かに珍しがって食べてたなぁ〜(^^ゞ（かな）
●私が通っていた高校の寮でも、週に一回カレーの日というのがあったそうです（私自身は自宅通学だった）が、そこで出されていたのもレトルトカレーだった、とは実際に寮生活を送っていた兄の証言です。（うみがめ）
可口可楽（2007.09.07）
戦後日本にもたらされ、急速に普及したアメリカの食文化を代表するものと言えば、マクドナルド（ハンバーガー）、そしてこのコカコーラ（タイトルは中国語表記）でしょう。
1886年、ジョージア州アトランタのドラッグストアで生まれた炭酸飲料が、今では世界200以上の国や地域で、日に14億杯（コカコーラ社の全製品累計）飲まれているというから驚きです。
日本では意外にも古くから知られており、1912（Ｍ45＝Ｔ１）年、高村光太郎の詩集「道程」の中に「コカコオラ」の記載が登場しています。
ここからも、明治末期から大正にかけて輸入販売（明治屋によって）が始まった事がわかりますが、当時の日本人の口にはあまり合わなかったようです。
曰く、「こんな薬臭い飲み物などとても飲めたもんじゃない」
我が国においてコーラが一般的に飲まれるようになったのは戦後の1957（Ｓ32）年のことです。この年に設立された日本コカコーラが、日本におけるコカコーラの製造販売を担うようになり、更にその下部組織として、各地域ごとにボトラー会社が相次ぎ設立され、大々的な宣伝活動によって急速に売上を伸ばしていきました。
そのボトラー会社ですが、いち早く設立されたのは東京コカコーラで、1956（Ｓ31）年の設立です。
後は概ね1960年代初頭に設立されており、1963（Ｓ38）年の北海道と四国を最後にほぼ全国に販売網が出来上がりました。
北海道への進出がやや遅れたことが逆に地元企業による炭酸飲料の発展につながったと言う側面もありましたが…
実は小学校の修学旅行の一環として、帯広市郊外・音更町にあったコカコーラの工場を見学した事があります。
原液を炭酸水で割り、それを瓶詰めする工程の全てが自動化されており、人の手が瓶に触れる事は殆んどない、そんな衛生的な環境での生産ラインは目を見張るものがありました。
毎分レギュラーサイズ（190ml瓶）で12000本、ホームサイズ（500ml瓶）で420本（何れも当時のデータ）生産されるという作業の早さも驚きでした。
ところで、あったと過去形で書いたのは、勿論今はないからです。
1969年に竣工した帯広工場は、2005年廃止され、現在北海道における生産拠点は札幌に集約されているとのことです。
それはそうと、私が工場見学をした1976年は、我が国のコカコーラ社の活動において転換期でもありました。
色付き炭酸飲料・ファンタのうち、オレンジやグレープのフレーバーにはそれまではタール系の合成色素が使われていたのが、発癌性の危険ありとして、天然色素に変更されたのもこの頃でした。
また、現在日本コカコーラで主力のコーラ以上に売れている非炭酸飲料を代表するジョージア・コーヒーが売り出されたのもこの頃でした。
私自身、子供の頃はあまりコーラを飲んだという経験はありません。
たまに飲むと言えばファンタか、あるいは無着色炭酸飲料・スプライトかでした。
「コーラを飲み続けると歯や骨が溶ける」という俗説を親が真に受けてのことですが、これは抜けた歯をコーラに漬けっ放しにしていたことで起きた現象を殊更に騒ぎ立てただけで、別に気にするレベルではありません。
ただ、コーラには燐酸が含まれており、これが骨に悪影響を与えるという学説もあることから、やはり発育期に飲むのを控えていたのは正解だったかな、と思います。
コメント欄から
○おいらは、ペプシのほうが好きですね。
いまでこそ、ペットボトルですが、ビンの形やラベル、マーキングにもこだわりがある人がいますよね！（Colour）
●両者を直接飲み比べた人によると、コークはやや切れのあるスパイシーな感じ、ペプシはどちらかと言えば口当たりまろやかと言った感じだったそうです。
そういえば、一時期ペプシが企てた飲み比べテストでも、約半数がペプシを選んだと言う結果でしたね。（うみがめ）
○中学の頃、友達と一緒に夏休みの自由研究でコーラ・ファンタ・カルピス・オレンジジュース・お茶・水に魚の骨をつけておいてどれが一番早く溶けるか実験したことあります。
結果？ぜんぜん研究にはなりませんでした（さっこ）
●結局の所、どのような液体であっても長時間漬け込んでおれば骨さえ溶かす、というのが結論のようです。（うみがめ）
○そうそう、よく言われてましたね。
コーラを飲むと骨が溶けるって。
私は、苦手でしたよ〜。今でも炭酸が苦手なので・・・。
そういえば、映画『オールウェイズ３丁目の夕日』に「そんな醤油みたいな飲み物、飲んでんじゃねぇよ〜！」ってセリフがあって、時代を感じました。（さゆり）
●確かに、私が子供の頃にも炭酸飲料全般に弱い子が回りにいましたね。
飲み切らないうちにお腹いっぱいになってしまう感じ、そして飲んだ後のゲップ、それがどうにも体質的に合わないのでしょう。（うみがめ）
○アハハハハ・・・。
ゲップ・・・。爆笑〜！私も〜。
中国だったかな？
食べ終わったときにゲップを出す事が、美味しかったの挨拶・・・って聞いて、物凄く行きたくないなぁ〜って思いました。
コーラ飲めば一発ですかぁ〜？（さゆり）
○学生の頃、大学の自動販売機に「ドクター・ペッパー」なる炭酸飲料＝スパイシーなコーラという感じがあって、せっせと飲んでいました。炭酸は胃にいいと思っていたので、わりによく飲んでますナナ♪ （ナナ）
●そのドクターペッパーに似せた味の炭酸飲料として、関東・沖縄以外の各地で売り出されていたのがミスターピブでしたが、あまり売上はよろしくなく、わずか一年ほどで製造中止になりました。（うみがめ）
○ドクタ−ペッパ−そうそう・・・
北海道では売ってないんですよ
その代わり≪ガラナ≫なるものが売っています
関東出身の私としてはドクタ−ペッパ−が懐かしい
レモンなんか入れて飲んだ記憶が・・・ （けんちゃん）
●ガラナ飲料については、最近では本州でも「こどもびいる」といった商品名で売られています。
あと北海道には「ナポリン」という商品名の炭酸飲料もありますが、ご存知ですか？（うみがめ）
○あ〜こどもびいる・・・知ってます
こっちでも見かけますよ〜
≪ナポリン≫も売ってますね〜
私は関東出身なので≪リボンシトロン≫は知ってましたが同会社の≪リボンナポリン≫なんですね
たまに買いますヨ(^^) （けんちゃん）
●こうした地域限定ネタは知らない人には何の事かさっぱり、という場合が多いので、通じる人がいて嬉しいです。（うみがめ）
○ファンタとスプライト飲みましたね。
岐阜の田舎ではまだまだ三ツ矢サイダーが主力を張ってましたがいつのまにかコカコーラに変わられてましたっけ。
リボンシトロンなんてのもありました。
今は、本当にたくさんの飲料水があります。
国全体では豊かになっているんですね。（防人）
●その昔、コカコーラが普及する以前は、清涼飲料水のメーカーは中小企業が殆んどで、全国規模の大企業と言えば、ビール会社のソフトドリンク部門（今は分社化されましたが）位しかありませんでした。
御指摘の三ツ矢サイダー（アサヒ）、リボンシトロン（サッポロ）そしてキリンレモンが有名でしたね。（うみがめ）
○今はコカコーラの販社ってだいぶ統合されましたね。鳥取を管轄してた山陽コカも北九州と一緒になってウェストジャパンに、中京コカも神奈川の販社と一緒になってセントラルジャパンになってしまいました。これに伴って独自商品もだいぶなくなっていったと思います（でも先日アンバサを見た）。ただしＭＡＸ ＣＯＦＦＥＥだけは健在のようですが。
中京コカって「８時だョ！全員集合」と「Ｇメン’７５」との間のニュースのスポンサーだったので、東海地方の視聴者にはかなり有名でしょうね。そういえばその時代のテーマソング「This is a song for Coca-Cola」を先日久々に聞きました。
子どもの頃自宅に、「コカコーラ」を各国の言葉で書いたコップがありました。むろんタイトルにもある中国語も書いてありましたよん。（かじか）
● 地域による商品展開の違いと言えば、今でこそ350ml缶（所謂アメリカンサイズ）は全国で見かけますが、かつては北海道限定でした。
「北海道だけどうして缶が太いんだろう」と常々疑問に思っていました。思うに、250mlでは満足しない消費者が北海道には多かったからでしょう。（うみがめ）